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アニメ『翠星のガルガンティア』の地球文字・銀河同盟文字を再現したフォントが公開

筆書きのような「GD-Gargantish-Script」と、ドット系の「GD-Avalonish-Dotted」

「GD-Gargantish-Script」
「GD-Avalonish-Dotted」

 現在放送中のテレビアニメ『翠星のガルガンティア』の劇中で使われている架空の文字を再現したフォントが公開された。未来の地球文字を再現した「GD-Gargantish-Script」と、“人類銀河同盟”の文字を再現したドット系の「GD-Avalonish-Dotted」という2種類があり、いずれもフリーのOpenTypeフォント。現在、本フォントの特設ページからダウンロードできる。

 『翠星のガルガンティア』は、今年4月より放送中のテレビアニメ。遥か銀河の果て、異形の怪生命体と終わりなき戦いを続けている人類銀河同盟の少年兵レドは、ワープ事故により人類発祥の地、地球へと飛ばされてしまう。滅びたと思われていた地球は地表が水没しつつも存続しており、人々は船の上で暮らしていた。本作は戦いしか知らなかったレドと、慎ましくも日々を謳歌しているガルガンティア船団の人々との交流を描くSF作品となっている。

 レドと地球の人々の、文化や価値観のギャップも見どころの作品だが、その演出のひとつとして、地球と人類銀河同盟それぞれに独自の言語と文字が用意されている。地球文字はサンスクリット文字のような入り組んだ筆書き風。一方の人類銀河同盟文字はシンプルな線の組み合わせで構成されており、いかにも合理性重視という印象だ。

 いずれも既存の文字との関連を見出すのは難しい独自の字形だが、アニメ内に登場する使用例をもとに有志による懸命な解読が進められ、アルファベットや数字との対応が明らかになってきている。こうした成果も参考にしつつ、「高速道路フォント」の作者として知られるぱんかれ氏によって制作されたのが、今回公開されたフォントだ。

 両フォント共に、アルファベットと数字の入力により対応する文字を印字可能。なお同氏によると、まだアニメが進行中ということもあって揃っていない文字もあり、今後も何度か更新される予定とのこと。

ソフトウェア情報

「GD-Gargantish-Script」
【著作権者】
ぱんかれ(pumpCurry) 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7/8/Server 2003ほかOpenTypeフォントを利用できるOS
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Revision 14(13/05/15)
「GD-Avalonish-Dotted」
【著作権者】
ぱんかれ(pumpCurry) 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7/8/Server 2003ほかOpenTypeフォントを利用できるOS
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Revision 7(13/05/15)

(中村 友次郎)