ニュース

「Visual Studio 2013 Update 2」がRC版に、ユニバーサルアプリの開発へ対応

「TFS 2013 Update 2」「TFS Express 2013 Update 2」の正式版もリリース

「Visual Studio 2013 Update 2」

 米Microsoft Corporationは2日(現地時間)、統合開発環境「Visual Studio 2013」の更新プログラム「Visual Studio 2013 Update 2(VS 2013.2)」のリリース候補(RC)版を公開した。現在、同社のダウンロードセンターから無償でダウンロードできる。

 本バージョンでは、“ユニバーサルアプリ(Universal apps)”の開発が新たにサポートされた。1つのソリューションで“Windows 8.1”だけでなく“Windows Phone 8.1”でも動作するアプリケーションが開発できる。ゆくゆくは“Xbox”にも対応するという。

 ユニバーサルアプリは、Windows ストアアプリと同じ“Windows Runtime(WinRT) API”で動作し、C#/Visual Basicなどの.NET言語、C/C++、JavaScriptといった開発者にとってすでに馴染みの深いプログラミング言語で開発可能。ユーザーにとっても、デスクトップとモバイルで同じアプリを買い直さなくてよくなるというメリットがある。

 さらに、「Visual Studio 2013 Update 2」には「Windows Phone 8.1 SDK」が統合されている。本日発表されたモバイル向けOS“Windows Phone 8.1”のエミュレーターを利用して、開発したアプリケーションをテストすることが可能。

すべてのWindowsデバイスで動作する“ユニバーサルアプリ”の開発へ対応
1つのソリューションで“Windows 8.1”だけでなく“Windows Phone 8.1”でも動作するアプリが開発可能
ユニバーサルアプリはWindows ストアアプリと同じ“Windows Runtime(WinRT) API”で動作

 また、「Visual Studio Team Foundation Server 2013 Update 2」と「Visual Studio Team Foundation Server Express 2013 Update 2」が、一足先に正式版としてリリースされている。現在、同社のダウンロードセンターから無償でダウンロード可能。

ソフトウェア情報

「Visual Studio 2013 Update 2 RC」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/Server 2008 R2/8/Server 2012/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2013(14/03/28)

(柳 英俊)