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トリプルエンジン搭載ブラウザー「Lunascape ORION」v6.9.4が公開

“Trident”エンジンのプロセスが本体から切り離され速度・安定性が向上

「Lunascape6 ORION」v6.9.4

 Lunascape(株)は16日、Webブラウザー「Lunascape6 ORION」の最新版v6.9.4を正式公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「Lunascape6 ORION」は、「Internet Explorer」で使われているレンダリングエンジン“Trident”、「Firefox」などで使われている“Gecko”、「Safari」などで採用されている“WebKit”の3つを切り替えながら利用できるトリプルエンジン搭載のWebブラウザー。

 最新版のv6.9.4では、“Trident”エンジンのプロセスが本体のプロセスから切り離されている。「Lunascape6 ORION」では、すでにv6.9.0で“Gecko”エンジンおよび“WebKit”エンジンのプロセスが本体のプロセスから切り離されており、これにより「Lunascape6 ORION」は搭載するすべてのエンジンが別プロセス化した。

 エンジンのプロセスを切り離したことで、仮にエンジンのプロセスがクラッシュしてもWebブラウザー本体のプロセスへ影響が及ばなくなり、エンジンプロセスの再起動だけで復旧が可能となった。また、マルチコアCPUをもつPCでは処理が分散されることによって速度性能の向上が見込まれる。

ソフトウェア情報

「Lunascape6 ORION」
【著作権者】
Lunascape(株)
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.9.4(15/02/16)

(市川 祐吉)