レビュー
指定したファイルやフォルダーを第三者が閲覧できないように隠蔽「Wise Folder Hider」
シンプルな使い勝手が魅力。マスターパスワードに加え、個別パスワードをかけることも
2016年7月5日 13:50
「Wise Folder Hider」は、指定したファイルやフォルダーを第三者が閲覧できないように隠蔽できるツール。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
秘匿したいデータを第三者の覗き見から保護するためのツール。本ソフトで隠蔽されたファイル・フォルダーは「エクスプローラー」に表示されなくなり、本ソフトを起動して隠蔽を解除しないと「エクスプローラー」でアクセスできなくなる。本ソフトの起動にはマスターパスワードが必要となるので、第三者が簡単に起動することはできない。
さらに特に厳重に管理したいファイル・フォルダーに対しては個別のパスワードをかけることも可能。「Wise Folder Hider」を起動したままの状態でPCを操作されてしまっても、個別パスワードのかかったファイル・フォルダーの隠蔽を解除するのは難しいだろう。
インターフェイスはシンプルで、ツールバーと隠蔽ファイル・フォルダーのリストビューからなる。ファイルやフォルダーの隠蔽はツールバーのボタンから行えるが、リストビューへ直接ドラッグ&ドロップしてしまうのが簡単でわかりやすいだろう。ファイル・フォルダーの右クリックメニューから簡単に隠蔽を行うことができるのも便利だ。また、USBメモリをまるごと隠蔽する機能を備えている。
リストビューでは、隠蔽したファイルやフォルダーの状態を一目で把握することが可能。隠蔽中であるかどうかは“ステータス”項目で、個別パスワードが設定されているか否かは“ロック”項目でチェックできる。隠蔽の解除や個別パスワードの設定は“操作”欄にあるプルダウンメニューから行える。
なお、本ソフトには有償の上位版「Wise Folder Hider PRO」がラインナップされている。「PRO」では隠蔽したファイルやフォルダーを暗号化する機能が利用できるほか、あらかじめ登録しておいたメールアドレスへパスワードを再送する機能などがサポートされる。通常価格は1PCあたり3,218円(税込み)となっているが、日本での発売を記念して7月31までは1,980円(税込み)のキャンペーン価格で提供されるとのこと。
ソフトウェア情報
- 「Wise Folder Hider」
- 【著作権者】
- WiseCleaner.com
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.35