レビュー
無料の見積書作成ソフト「ツカエル見積・納品・請求書 18 フリー版」
見積書をもとにした請求書・領収書の作成が可能で、わかりやすい操作性が魅力
2017年11月24日 06:15
「ツカエル見積・納品・請求書 18 フリー版」は、ビズソフト(株)の販売する見積ソフト「ツカエル見積・納品・請求書 18」(通常版:税抜き 4,000円・ダウンロード版:税抜き 3,000円)のフリー版。Windows 7/8.1/10に対応しており、メールアドレスを登録すれば、同社のWebサイトからダウンロードできる。
フリー版では、データのインポート・エクスポート、売掛残高一覧や売上明細一覧表などの機能が制限されているほか、見積書、請求書、領収書、注文書の発行枚数がそれぞれ3枚/月に制限される。利用時には工夫が必要になるが、同月内に大量の取引が発生しない事業主であれば一通りの処理は行えるだろう。
各種機能は画面左側にあるナビゲーションバーにまとめられている。主な処理は、事業所情報、得意先、商品などを登録する[導入]ボタン、見積書、請求書、領収書などを発行できる[取引]ボタンから行う。[データ]では、封筒や送付状を印刷できるほか、口座情報などの経理関連のデータを扱える。ポップアップで表示される各種機能のアイコンは大きく、視認性が高い。特定の機能を直接起動したい場合は[メニュー]ボタンから操作できる。
基本情報の登録では、消費税や単価計算の端数処理などの事業所情報のほか、取引金融機関の設定、従業員情報の設定をまとめて行える。登録済みの得意先、仕入れ先、商品は一覧画面からすぐに修正・削除可能。名称や登録順での並べ替えなど、基本的な操作がわかりやすく安心だ。
例えば見積書では、登録済みの[得意先]をプルダウンメニューから選択すれば情報が自動入力される。[商品コード]も同様だ。金額欄をクリックすると表示される電卓では、計算結果を入力することもできるなど、取引書類への入力を簡略化する工夫が随所に施されている。もちろん、見積書をもとにした請求書・領収書の作成も可能だ。請求書や領収書の作成画面も、見積書と共通のインターフェイスなので操作に迷うことはないだろう。
本ソフト起動直後に表示される[ダッシュボード]画面では、直近の売上金額や取引をまとめて確認可能。取引関連の機能呼び出しもすばやくできる。[ダッシュボード]画面を開くにはは、[取引]→[ダッシュボード]の順にクリックすればよい。
ソフトウェア情報
- 「ツカエル見積・納品・請求書 18 フリー版」
- 【著作権者】
- ビズソフト(株)
- 【対応OS】
- Windows 7/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 13.0.1