レビュー

ウィンドウのタイトルバーにバッテリー残量を表示「Title Bar Battery」

充電中・放電中などもわかる

「Title Bar Battery」v1.0.0

 「Title Bar Battery」は、その名の通りウィンドウのタイトルバーでバッテリー残量をチェックするためのタスクトレイ常駐型アプリ。Windows 10に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。テストはしていないものの、Windows XP/Vista/8でも動作するだろうとのこと。

 モバイルPCで作業中にどうしても気になるのが、バッテリーの残量だろう。Windows 10の場合、タスクトレイのバッテリーアイコンをクリックするとフライアウトが現れ、バッテリーの残量、充電状況、電源モードなどを確認できる。タスクトレイのアイコンでも大まかな残量と充電状況は確認できるが、もっと手軽にチェックできたらと思う人もいることだろう。

 今回紹介する「Title Bar Battery」は、そんなユーザーにピッタリなアプリだ。デバイスのバッテリー残量を定期的にチェックして、デスクトップで開かれているウィンドウのタイトルバーへコンパクトに表示できる。

 バッテリー残量のチェックは、今のところ15秒おき(いずれはカスタマイズ可能になる見込み)。ウィンドウを開いた直後は残量が表示されないかもしれないが、しばらく待つとウィンドウタイトルの右側にバッテリーの絵文字と残量の%表示が追記される。横にある“±”は、“+”が充電中、“-”が放電中(バッテリーの使用中)であることを示す。「Title Bar Battery」を終了すると、ウィンドウタイトルは元の状態に戻る。

 ウィンドウタイトルを独自に描画しているアプリや、ウィンドウタイトルを内部で頻繁に書き換えているアプリでは期待通りに動作しないこともあるが、面白いアイデアといえるだろう。

 そのほかにも、タスクトレイアイコンへのマウスオーバーでバッテリー情報をツールチップ表示する機能や、右クリックメニューから電源プランの設定画面を開く機能などを備える。

タスクトレイに常駐。アイコンのマウスオーバーでもバッテリー残量などが確認できるが、“Surface Book”などバッテリーを2つ以上搭載するデバイスには対応していないようで、誤った情報が表示される

ソフトウェア情報

「Title Bar Battery」
【著作権者】
Skwire Empire
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0.0(21/01/01)