レビュー

AIを使った約5,000種類以上の高精度な合成音声から簡単に作品を作れる「CoeFont」

商用利用でき、自分の声を合成音声にできるサービスも

「CoeFont」

 「CoeFont(コエフォント)」は、「AI音声プラットフォーム」を謳うWebサービス。個人・非商用であれば無償から始められる。AI技術を活用して人間の声を自然な発声のできる合成音声に変換したものを「AI音声」として提供しており、テキストから実際に人間がしゃべっているような音声を生成可能だ。

「CoeFont」のトップページ

 提供されている「AI音声」の種類は、アナウンサー、ナレーター、声優や「ひろゆき」のような著名人、2Dキャラクターなど5,000種類以上。速度やアクセントの細かな調整も可能で、声を「フォント」感覚で使って音声データを作成できる。各種動画向けの音声や広告、プレゼンなど、さまざまな用途に利用可能だ。

【CoeFont紹介動画】
CoeFontのご紹介

 「AI音声」の料金プランは無料含め全4種。個人で使用する場合は無料の「Free」プラン、もしくは月額500円(税抜き)の「Lite」プランが用意されており、法人向けのプランも月額5,000円(税抜き)から用意されている。プランによる機能の違いは、利用できる文字数やクレジット表記の要不要、支払い方法など。できることの比較表があるので、料金プランページからしっかりと把握したい。無料で音声ファイル作成まで一通り行えるので、試してから必要に応じてプランを変更するのが筆者のおすすめだ。

4種の料金プラン

 「Free」プランでは、公式キャラクターの「アリアル」をはじめとした無料の数種類の声が選択できるほか、1作品の保存・管理が可能。「AI音声」には、怒ったような調子の声や喜んでいる声など、感情別に用意されている声もあり、「Free」プランでも「アリアル」など喜怒哀楽に対応している場合は利用可能。

作品管理画面

 作品制作画面では、声の「ブロック」ごとに声を変えたり、入力したテキストの読みやアクセント、音声スピード、音量を編集できる。「ブロック」や全体のプレビューできるほか、途中に「ブロック」を挿入可能だ。

「AI音声」をテキストから合成した画面

 作成した音声プロジェクトはWAVEファイルとしてダウンロードできる。[音声をつなげる]を押すと、全ブロックの音声を繋げたプレビューが生成され、その右のボタンからダウンロード可能。また、各ブロックごとのダウンロードもできる。

 なお、「Free」「Lite」プランでは「Voiced by CoeFont.CLOUD」とのクレジット表示が必須となる。商用利用には法人向けプランが必要だが、個人としての動画投稿や楽曲・映像・ゲームなどでの利用は収益がある場合も個人向けプランで利用できる。何が商用利用に該当するかの基準は「CoeFont」のFAQを参照してほしい。

 加えて、有償で自分の声を使った「AI音声」を作成する機能も用意されている。約15分(税抜き500円)からの収録で、自分の声から自然な発声のできるオリジナルの「AI音声」を作成可能だ。追加オプションで声に喜怒哀楽をつけることもできる。作成した「AI音声」は「CoeFont」として公開でき、利用されるたびに「CoeFont」の作成者に収益として還元される。なお、「CoeFont」の有料の声にはポイントを消費する制度だが、自身で作成した「CoeFont」もポイントを消費することには留意したい。

オリジナルの「AI音声」を作ることができる
「AI音声」作成の料金は、別料金

 このほか社会貢献の一環として、声帯摘出手術などによって今後声を失う可能性のある人々に対しては、無料で「AI音声」を作成可能な「CoeFont無償提供プラン」が提供されている。

声帯摘出/ALS患者様向け無料プラン〜ご利用方法の説明〜