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「ゆっくり」本家アクエスト、公式音声合成アプリ「AquesTalkPlayer」をリリース

個人が非営利で使用する場合に限り無償。年額6,380円の商用ライセンスも用意

「AquesTalkPlayer」v0.9.2.1β

 (株)アクエストは8月12日、同社が開発する音声合成エンジン「AquesTalk」を用いた公式のWindowsアプリ「AquesTalkPlayer」をリリースした。現在、ベータ版のv0.9.2.1を同社のWebサイトからダウンロード可能。個人が非営利で使用する場合に限り無償で利用できる。

 「AquesTalkPlayer」には「AquesTalk1」、「AquesTalk2」、「AquesTalk10」という3つの合成エンジンと、そのすべての声種データが組み込まれている。パラメーターの調整や「棒読み」オプションも備えており、「ゆっくりボイス」でお馴染みの「AquesTalk」エンジンによる読み上げを手軽に体験できるのが魅力だ。

3つの合成エンジンと、そのすべての声種データを標準搭載
「れいむ」「まりさ」など、お馴染みのプリセットも

 機能は非常にシンプルで、テキストボックスに文章を入力して[Play]ボタンを押すだけ。漢字かな混じり文の読み上げはもちろん、「AqKanji2Koe-A」エンジンおよび約36万語の標準辞書を内蔵しており、正確な読みとアクセントを生成できる。ユーザー辞書の登録機能も備えており、標準辞書では対応できない術語もカバー可能だ。読み上げた音声は、WAVE形式で保存できる。

 そのほかにも、コマンドラインでの利用にも対応。起動オプションに読み上げるテキストや出力ファイルを指定すれば、アプリの画面を表示せず音声を合成できる。バッチ処理や外部アプリからの呼び出しも可能だ。

 なお、商用の場合は「使用ライセンス」の購入が必要。価格はで6,380円(送料別、1年間有効)となっている。

ソフトウェア情報

「AquesTalkPlayer」
【著作権者】
(株)アクエスト
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(個人が非営利で使用する場合に限る)
【バージョン】
0.9.2.1β(22/08/23)