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「Visual Studio Code」の状態をMarkdown/JSON形式でまとめてくれる拡張機能【7月24日追記】

ステータスバーには好みのシステム情報を表示しておける

「System Information」v2.5.1

 「System Information」は、「Visual Studio Code」とそのインストールされている環境に関する情報を収集・表示できる拡張機能。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「Boost Software License 1.0」。「Visual Studio Marketplace」から無償でダウンロードできる。

 本拡張機能を利用すると、以下のような情報を収集し、タイムスタンプとともに出力できる。現在のシステムや「Visual Studio Code」の構成状態を文書化したい場合に役立つだろう。

  • OS Information:プラットフォームやOSのバージョンなど
  • Process Information:CPUアーキテクチャー、利用しているライブラリのバージョンなど
  • VS Code Information:「Visual Studio Code」のバージョン、利用している拡張機能など
システム情報を収集し、Markdown形式で出力。「Visual Studio Code」ならばMarkdownドキュメントのプレビューも可能だ

 「System Information」拡張機能を利用するには、まず「Visual Studio Marketplace」や拡張機能マネージャーなどからインストールする。インストールが完了すると、コマンドパレット([F1]キーまたは[Ctrl]+[Shift]+[P]キー)で[System Information: Show]というコマンドを実行できるようになる。

コマンドパレットでコマンドを実行

 コマンドを実行する際は、情報の出力レベルを「Basic」と「Full」の2段階から選べる。「Full」ならばハードウェアやネットワークに関する情報まで得られる。出力形式は「Markdown」と「JSON」の2種類。文書化したい場合は前者、データとして活用する場合は後者がおすすめだ。

情報の出力レベルは「Basic」と「Full」の2段階
出力形式は「Markdown」と「JSON」の2種類

 出力される情報が多すぎる場合は、拡張機能の設定を編集することで情報の一部を隠すことができる。また、本拡張機能をインストールするとステータスバーに好みのシステム情報を表示できるが、そのカスタマイズも行える。

拡張機能の設定を編集
ステータスバーに表示されるシステム情報をカスタマイズ。「Visual Studio Code」のアイコンや絵文字でデコレーションすると楽しい

[2023年7月24日編集部追記] 7月23日付で「System Information」v2.6.0が公開され、ステータスバーのシステム情報を一定間隔で切り替える機能や、ステータスバーに表示した情報をクリップボードにコピーする機能などが追加された。

ソフトウェア情報

「System Information」
【著作権者】
wraith13 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.5.1(23/07/05)