レビュー
「Visual Studio Code」に癒しを! ペットがコーディングに寄り添ってくれる拡張機能
お馴染みのあいつやこいつも含んだ全17種類を飼える
2024年6月17日 08:39
「Visual Studio Code」でコーディングしていると、時折“癒し”がほしくなることはないだろうか。ネコを飼うプログラマーが少なくないように見えるのは、張り詰めた神経を解きほぐし、リラックスするには、そばに寄り添ってくれるペットが癒しとなるからだろう。しかし、住環境やアレルギーなどが理由でペットが飼えない人もいる。
そんな人におすすめなのが、「vscode-pets」だ。これは「Visual Studio Code」の拡張機能で、インストールしておけばコードエディターの中でさまざまな種類のペットを飼うことができる。
「vscode-pets」をインストールするには、「Visual Studio Marketplace」を利用するのが簡単だ。[拡張機能」サイドパネル([Ctrl]+[Shift]+[X]キー)を開き、「vscode-pets」を検索して導入してもよい。セットアップが完了すると、[エクスプローラー]パネルの下に、[VS CODE PET]というパネルが現れる。
ペットを飼うには、パネルのタイトルバーにある[+]ボタンを押す。すると、コマンドパレットで登場(スポーン)させるペットの種類が選べる。執筆現在、サポートされているのは以下ペットを始めとする17種類だ。
- cat:ネコ
- chicken:ニワトリ
- clippy:クリッパー。かつてイルカの「カイル」君、「冴子先生」などとともに「Office アシスタント」ととして活躍しており、絵文字にもなった
- cockatiel:オカメインコ
- crab:カニ。プログラミング言語「Rust」の非公式マスコット
- dog:イヌ
- deno:恐竜
- fox:キツネ
- horse:ウマ
- rat:ネズミ
- rubber-duck:お風呂遊びによく使うアヒル
- snake:ヘビ
- turtle:カメ。キャラクターを動かすサンプルプログラミングによく使われる
ペットによっては色が選べるほか、名前を付けることもできる。
ペットをスポーンさせるとパネルの中を勝手に歩き回るが、感情もあるようで、マウスオーバーさせるとフキダシで絵文字が現れる。パネルバーの[○]ボタンを押してボールを放り込むと、それを追いかけるのがかわいらしい。
そのほかにも、設定画面では以下の要素をカスタマイズ可能。
- ペットの大きさ
- ペットを飼う場所(既定は[エクスプローラー]パネルだが、エディターパネルで飼うことも可能)
- テーマ:ペットパネルの背景をいくつか選べる
- マウス操作でボールを投げる
本拡張機能はオープンソースで開発されている(MIT license)ので、もし希望のペットがいるならば、ソースコードをコントリビュートしてみるのもよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「vscode-pets」
- 【著作権者】
- Anthony Shaw 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.27.0(24/06/11)