レビュー

開発者にお勧め!「Microsoft Learn」の古い翻訳資料がすぐ分かるブラウザ拡張機能を紹介

日本語ドキュメントの更新日の横に英語ドキュメントの更新日とリンクを表示

Webブラウザー拡張機能「learn.microsoft.com Update Checker」

 「Microsoft Learn」(learn.microsoft.com)はMicrosoftの公式ドキュメントサイトで、同社製品に関する情報を得るのはもちろん、学習のためのサンプルコードなども充実している。ドキュメントの多くは日本語に翻訳されており、英語の苦手なユーザーでも心配はない。

 しかし、「Microsoft Learn」の日本語(ja-jp)ドキュメントは英語(en-us)のドキュメントより古いことがある。以前に紹介した「JA/EN Url Toggler」という拡張機能を利用すれば、拡張機能のボタンをクリックするだけで英語・日本語のページを簡単に切り替えられるが、わざわざそうして自分の目で見比べなくても、一目で日本語ドキュメントが古くなっていることがわかればといいのにと思うことが多々ある。

 そこでお勧めなのが、今回紹介するWebブラウザー拡張機能「learn.microsoft.com Update Checker」だ。「Microsoft Learn」の日本語ドキュメントの更新日の右隣に、その翻訳元となっている英語ドキュメントの更新日も表示してくれる。操作は不要で、インストールするだけで機能するのも手軽だ。

オリジナルの英語版は7月19日の公開、翻訳された日本語版は7月24日の公開であることがわかる

 日本語ドキュメントの更新日は、翻訳された日付だ。そのため、その翻訳日より英語ドキュメントの更新日の方が新しければ、日本語ドキュメントの内容は古いということになる。その場合は英語ドキュメントの更新日がハイライトされるので、見逃すことはないだろう。この更新日のリンクをクリックすれば、英語ドキュメントへ切り替えることもできる。

翻訳された日本語ドキュメントがオリジナルの英語ドキュメントより古い場合は、英語ドキュメントの更新日がハイライトされる
英語ドキュメントの更新日リンクをクリックすれば、英語ドキュメントへ移動できる

 最新のMicrosoft技術を追いかけている開発者などには、必須の拡張機能と言えるだろう。

 本拡張機能は「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT」。それぞれのストアから「Microsoft Edge」版と「Google Chrome」版を無償でダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「learn.microsoft.com Update Checker」Microsoft Edge版、Google Chrome版ともに
【著作権者】
Kodai Sakabe(@koudaiii) 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.7