マウスなしで画面内をすばやくクリックできる「Hit a Hint for Windows」

「Hit a Hint for Windows」v0.7.59.2

　「Hit a Hint for Windows」は、キーボード操作のみでデスクトップをクリック可能にする常駐型ソフト。64bit版のWindows 7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。編集部にて64bit版のWindows 8.1で動作を確認し、作者によると“Windows Automation API”が導入されたWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008でも動作する可能性があるという。動作にはWindows XPでは.NET Framework 4が、Windows Vista以降では.NET Framework 4.5が必要。

　本ソフトは、デスクトップ上に表示されているソフト上のメニューやタスクバーなどへ“ヒント”と呼ばれる数文字のアルファベットが割り振られる。“ヒント”をキーボードで入力するとクリックやダブルクリックに相当するアクションを起こす仕組み。

“ウィンドウ操作モード”で“ヒント”を表示させた

　まずは、クリックしたい対象に応じたモードをホットキーで指定する。最前面のウィンドウ上のメニューやボタン、リンクなどを選びたい場合は［Alt］＋［E］キーで“ウィンドウ操作”モードを起動しよう。このほか、タスクバー上に“ヒント”を表示させる“タスクバー操作”モードやデスクトップ上にあるウィンドウの全てに“ヒント”を表示させる“タスク切り替え”モード、デスクトップを指定した列の数に応じて分割する“デスクトップ狙撃”モードが利用可能。

　次に、これから選ぶ対象にどういったアクションを起こすかをキー入力で指定する。［C］キーでクリック、［B］キーでダブルクリック、［R］キーで右クリックといったアクションを予約可能。なお、モードごとにデフォルトのアクションを設定でき、デフォルトのアクションでよければこの指定はスキップできる。

　最後に指定したアクションを起こしたいメニューなどに割り振られている“ヒント”を入力すると、対象となる部分へ予約しておいたアクションを実行可能。

　なお、本ソフトの起動時には管理者権限を与えるよう推奨されている。編集部で試用した際には管理者権限が無いと起動できなかった。