いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】曜日のベタ書きはダメ!ユーザー定義の表示形式を使えば日付の後に表示されます

スケジュール表の日付欄に日付と曜日を入力したい!

 Excelを使ってスケジュール表を作成することはよくあると思います。日付欄には日付だけでなく、日付の後ろに曜日も追加して、「2021/5/1(土)」や「5月1日(土)」のように表示したほうが見やすく使いやすそうですよね。

 日付の後ろに曜日を表示したい場合、日付の後ろにそのまま曜日をベタ書きしてはいけません。ベタ書きしてしまうと、オートフィルを使ってコピペしたり、数式を使って別の処理をしたりする時に、うまくいかなくなってしまうからです。そんな時は、ユーザー定義の表示形式を使うと便利です。これなら、例えばセルに入力する値は「2021/5/1」のような日付データのままで、見た目だけ「2020/5/1(土)」や「5月1日(土)」のように表示できます。

 今回はExcelの表で、表示形式を使って、日付の後ろに曜日も付けて表示する方法を解説します。

ユーザー定義の表示形式で日付の後ろに曜日を表示させる

 次の「5月スケジュール表(前半)」の例を使って、「日付」欄(①)に「〇月〇日(〇)」という形式で日付と曜日を表示させてみましょう。

 まず、セルA3に「5/1」(②)と入力し、[Enter]キーを押します(③)。

 すると、「5月1日」(④)と表示されます。セルA3を選択した状態で、[ホーム]タブの[数値]グループの右下にあるボタン(⑤)をクリックします。

 [セルの書式設定]ダイアログボックスが表示されます。[表示形式]タブの画面左側にある[分類]欄では[ユーザー定義](⑥)が選択され、右側の[種類]欄では、「m"月"d"日"」(⑦)と表示されます。そこで、入力欄に続けて「(aaa)」(⑧)と入力します。これは、曜日の頭文字を括弧で囲んで表示するという意味になります。[サンプル]欄にプレビューが表示されるので(⑨)、表示内容が正しいことを確認します。

 [OK](⑩)をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

 セルA3には、「5月1日(土)」(⑪)と表示されましたね。数式バーを見てみると、「2021/5/1」(⑫)となっています。実際の入力値は日付データのままで、見た目だけが「5月1日(土)」と表示されていることがわかりますね。

 この書式をA列の他のセルにもコピーします。セルA3の右下にマウスポインターを合わせるとマウスポインターの形が変わるので、そのまま下方向にドラッグします(⑬)。

 これで、[日付]欄に日付と曜日を表示できました(⑭)。

 なお、この項の冒頭で「5/1」と入力して[Enter]キーを押した結果、「5月1日」と表示されましたね。これは、Excelが入力値を日付データと認識して、「〇月〇日」という表示形式で自動的に変換したからなのです。

日付の後ろに曜日を付けて表示してみよう

 今回は、Excel表で日付の後ろに曜日も付けて表示する方法を解説しました。スケジュール表に、日付だけでなく曜日も表示されていると便利に使えます。ベタ書きで曜日を書くのではなく、ユーザー定義の表示形式を使えば、実際の入力値は日付データのままで、見た目だけ「5月1日(土)」や「2021/5/1(土)」のように曜日も表示できることもわかりましたね。便利なテクなので、ぜひ一度使ってみてくださいね。