【Excel】数が多すぎて目的のシートを開けない！ エクセルでシートの目次を作成する方法とは

目次の項目にハイパーリンクを設定する

　では実際にやっていきましょう。前項で解説したように、まず「2021年度売上表」ブックの先頭に目次を作成する必要があります。

　ブックの先頭セルに「目次」（①）を作成します。作成した「目次」に、ブックに含まれるシート名などを入力して、目次を作成していきます。このブックには現在、「2021年4月第1週」シートから「2021年5月第3週」シートまで7つのシートが含まれているので、次のような目次構成になります（②）。

　次に、「目次」の「2021年4月第1週」と入力されたセルをクリックした時に、「2021年4月第1週」シートに移動できるように、ハイパーリンクを設定しましょう。「2021年4月第1週」と入力されたセルC2（③）を選択して、［挿入］タブ（④）→［リンク］（⑤）をクリックします。

　［ハイパーリンクの挿入］ダイアログボックスが表示されます。画面左側の［リンク先］欄から［このドキュメント内］（⑥）を選択すると、画面中央にこのブック内に含まれるシートの一覧が表示される（⑦）ので、移動先のシートを選択します。ここでは［2021年4月第1週］（⑧）を選択します。

　選択できたら、［OK］（⑨）をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

　シートに戻ると、「2021年4月第1週」と入力されたセルC2にリンクが設定されましたね（⑩）。試しに、このセルをクリックしてみましょう。

　「2021年4月第1週」シートに移動しましたね（⑪）。

　同様にして、他の目次項目（セルC3～セルC8）にもリンクを設定して、目次を完成させましょう（⑫）。

　これで、目次の項目（シート名が入力されたセル）をクリックするだけで、目的のシートに移動できるようになりました。いちいち、シート見出しを探さなくてもよくなりましたね。

目次シートを作ってセルにハイパーリンクを設定する

　今回は、Excelのハイパーリンク機能を使って、複数のシートが含まれるブックの中から、目的のシートに素早く移動できるようにする方法を解説しました。具体的には、ブックの先頭に「目次」を追加し、各項目にハイパーリンクを設定して、目的のシートへ移動できるようにしました。

　一度にハイパーリンクを設定するのは、手間と時間がかかると思います。「新しくシートを追加した際には、必ず目次ページにも項目を追加してリンクを設定する」という運用ルールを作っておくと良いかもしれません。皆さんもぜひ、試してみてくださいね。