いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】文字列として保存された「0001」「0002」などの数字を「数値」に変換するテク
「20230621」といった区切りの「/」がない日付を「日付」として扱うことも可能
2023年6月21日 06:55
数値への変換はエクセルの標準機能が便利
ほかのアプリから貼り付けたデータなどは、セルの表示と実際のデータ型が一致していないことがよくあります。セルの内容は数字でも、表示形式が[文字列]になっていたり、「0001」や「1-1」のような表示のために、先頭に「'」を追加していたりすることもありますね。
このような状態の表で、「'」を手作業で削除するのは大変です。また、日付のセルを編集状態にして「yyyymmdd」に「/」を入力していく作業は避けたいところです。
どちらもエクセルの機能で簡単に変換可能です。よく使われるテクニックなので、ぜひ覚えておいてください。
冒頭に桁合わせの「0」が付いた数字を数値に変換するには
エラーインジケーターから数値に変換する
セルの左上に表示される緑色の三角形のことを「エラーインジケーター」と呼びます。「セルのデータが間違っているのでは?」という注意喚起です。周囲のセルに入力されている数式と異なっていたり、数字が「文字列」として入力されていたりする時に表示されます。
エラーインジケーターが表示されている場合の数値への変換は簡単です。ここでは「0001」という表示を保ちたいので、書式設定もあわせて設定し直してみます。
[区切り位置指定ウィザード]を利用する
先ほどと同様、データの先頭に「'」が入力されていますが、すでにエラーインジケーターを非表示にした状態です。この場合はクリックする[!]がないので、[区切り位置指定ウィザード]を利用しましょう。このテクニックはエラーインジケーターが表示されていても使えます。
日付の文字列を数値に変関する
日付データが「yyyymmdd」となっている時も[区切り位置指定ウィザード]が有効です。「1/3」「2/3」の画面は先ほどと同様。[コンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ][タブ]を選択して操作を進めます。「3/3」の画面で[日付]を選択します。
手動の修正は避けよう
セルをひとつずつ編集状態にしてカーソルを移動、データを修正の作業を繰り返すのは時間の無駄です。エクセルの標準機能で解決できることが多いので、ぜひマスターしてください。