無料でExcel並み!Google スプレッドシートの使い方

Googleドライブとスプシで自分専用のリモートワーク環境を作る

 働き方改革が謳われてからもう1年近く経ちましたね。コロナウイルス感染症の影響もあって、リモートワークへ本腰を入れて取り組んでいる方も多いでしょう。とはいえ、会社と同じ環境をそのまま自宅で再現できるケースは少ないと思います。

Googleドライブに共有用のフォルダーを作成する

 例えば、業務に必要なファイルをやり取りする際、ファイルサイズが大きければ、メールに添付できないこともありますよね。社内で普通に利用できるファイルサーバーも、自宅から思うように操作できないこともあります。

 ファイル転送サービスを使う手もありますが、手っ取り早くGoogleドライブとスプレッドシートを利用して、リモートワーク環境を整えてみてはいかがでしょうか。Googleドライブ上にアップロードしたExcelファイルは、スプレッドシートで開くことも可能です。自宅のパソコンにExcelがインストールされていなくても、データの確認や修正もできます。

※ Googleドライブを利用して業務上のファイルをやり取りする場合は、ガイドラインを社内のシステム部門に確認してください。

作業用の共有フォルダーを作る

 Googleアカウントでログインしておき、自分のGoogleドライブで作業します。特定の相手とフォルダーを共有するには、相手もGoogleアカウントが必要です。相手がGoogleアカウントを持っていない場合、共有時に招待状を送付して、メールの受信者にGoogleアカウントを取得するように促してください。

画面左上の[新規]ボタンから[フォルダ]を選択する
フォルダー名を指定して[作成]ボタンをクリックする
作成したフォルダーを選択して[共有]のアイコンをクリックする
[他のユーザーと共有]の画面で共有相手のメールアドレスを入力する

 ここでは、自分のメールアドレスを入力していますが、共有相手の宛先を間違えないように注意してください。[送信]ボタンをクリックすると、共有フォルダーへの招待メールが届きます。

メール中の[開く]をクリックする
先ほど作成した[共有専用]フォルダーが表示された。必要なファイルをドラッグして保存する

 Googleアカウントを指定した共有相手の権限は、標準設定で「編集可」となります。共有相手は、書き込み・削除が可能です。Excelファイル以外にも、Wordファイル、テキストファイル、フォルダーなども扱えます。

 なお、最初に作成した自分専用のフォルダーを色分けしておくと、アップロード間違いも回避できるのでおすすめです。

作成したフォルダーを右クリックして、[色を変更]からフォルダーの色を選択する

アップロードしたファイルを開く

 共有相手はメールに記載しているリンクから、該当フォルダーにアクセスできる状態となっています。共有したファイルを開いてみましょう。データの修正内容は自動的に保存されます。

ファイルをアップロードできた。ファイルをダブルクリックする
画面上部の[Googleスプレッドシートで開く]をクリックする
ファイルの内容が表示された

 修正したファイルは、再びExcelファイル形式でダウンロード可能です。

[ファイル]-[ダウンロード]-[Microsoft Excel(.xlsx)]の順にクリックする

 なお、特定のファイルのみを共有したい場合は、スプレッドシートを開いた状態で操作します。ただし、あまりに多くのスプレッドシートを共有するのは混乱のもとなので、フォルダーごとの共有がおすすめです。

スプレッドシートを開いた状態で、画面右上の[共有]ボタンをクリックする
フォルダーの共有と同じ要領。共有相手のメールアドレスを入力して[送信]ボタンをクリックすればいい