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「ファイナルファンタジー」へのオマージュが感じられるJRPG「Edge of Eternity」
「クロノ・トリガー」や「ゼノブレイド」の光田康典氏が楽曲提供
2022年2月18日 11:02
今回紹介するのは、新作RPG「Edge of Eternity」(エッジ オブ エタニティ)。コマンド選択式のバトルを採用したJRPGだが、開発したのはフランスのデベロッパー「Midgar Studio」(ミッドガル スタジオ)。チーム名から想像できるとおり、「ファイナルファンタジー」シリーズへのオマージュが感じられる作品となっている。
舞台はヘリオンと呼ばれるSF風ファンタジー世界。宇宙の彼方からやってきたアークリットがもたらした技術により、ヘリオンの文明は大幅に進化するが、最初は友好的だったアークリットが突如としてヘリオンへの侵略を開始する。圧倒的な技術力に加え、腐蝕病と呼ばれる病原菌も入り込み、人々は絶望の淵に立たされる。
主人公の青年ダリオンは兵士として戦う中、妹のセレネからの手紙で母が腐蝕病にかかったことを知らされる。脱走も考える中、アークリットの襲撃を受け、仲間を次々と失ってしまう。辛くも難を逃れたダリオンが母のもとへと向かうと、セレネから腐蝕病の治療法があると聞かされる。ダリオンとセレネは腐蝕病の治療法を求めて旅に出る。
ゲームは全編3DCGで描かれ、3Dフィールドでダリオンを操作。NPCと話してクエストを受けながら、冒険の目的地を目指して移動する。走って移動するほか、ネカルーと呼ばれる巨大な猫のような生き物の背中に乗って高速移動も可能だ。
フィールドで敵と接触すると戦闘となる。キャラクターごとに行動可能なタイミングを示すゲージが増えていくATB(アクティブタイムバトル)システムを採用(まさに『ファイナルファンタジー』そのもの)し、攻撃や呪文などの行動を選択する。また敵の強力なエリア攻撃を察知したら、ポジションを移動して回避するという要素もある。
フィールドに落ちているものを採集したり、集めたアイテムで新たなアイテムを生産したりという仕組みも。一本道で物語が進むRPGではなく、自由度の高い冒険ができるよう考えられている。
使用されている楽曲も注目ポイント。「クロノ・トリガー」や「ゼノブレイド」の音楽を作曲した光田康典氏が楽曲を提供しており、バトルやデモシーンの印象を一層強くしてくれている。
本作は昨年からSteamでは販売されていたが、今回新たに日本語音声を収録して「PC Game Pass」にラインナップされた。なお標準設定では英語音声・日本語字幕となっているので、オプションで日本語音声を選択しておくといい。
日本の大手ゲーム会社が手掛けるRPGに比べると、唐突感のあるストーリー展開、荒さが目立つCGや演出、練り込み不足の各種インターフェイス、1つ1つが長すぎるデモシーンなど、細かい部分で物足りない部分は多数ある。とはいえ海外の小規模開発チームにそこまで求めるのは酷というもの。JRPGを愛するフランス人から日本人へのお返しだと思って、気楽にプレイすることをおすすめしたい。
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