「スペランカー」風ローグライクアクション「Spelunky 2」

「Spelunky 2」のタイトル画面

　今回紹介するのは、ダンジョン探索アドベンチャー「Spelunky 2」（スペランキー2）。プレイするごとにダンジョンの内容が変化することから、ローグライクアクションと呼称されている。

　タイトル名から「スペランカー」を想像する人も多いだろう。本作と「スペランカー」に直接の関係はないようだが、ダンジョン探索をテーマにしたサイドビューのアクションというだけでも、何の影響も受けていないということはないだろう。

　ゲームはステージクリア型の進行で、フィールドのどこかにある出口に入ると次のステージへと進む。先述のとおりダンジョンの内容は毎回変化し、フィールドの形や敵の配置、出口の場所も毎回違うものになる。

ある時のスタート地点

別のプレイでのスタート地点。近くの壷を割ったら中に敵が！

　キャラクター操作は、ムチでの攻撃とジャンプが基本。ほかに個数制限のある爆弾とロープが使える。爆弾は投げて一定時間が経つと爆発し、周囲の壁などを破壊できる。ダンジョンに穴を開けて無理やり進む事も可能だ。ロープは上に投げて高いところに行ける。高所のアイテムを拾ったり、爆弾を使うなどして壁が登れない高さになった時の復帰に使える。

爆弾でフィールドを破壊して道を作れる

ロープで高所に登る

　主人公はライフ制で、最初はライフ4つからスタート。敵に触れたり罠に当たったりするとライフが減る。「スペランカー」のようにちょっとした段差から落ちて即死したりはしないが、中にはライフが2減る罠があったり、敵の攻撃で跳ね飛ばされた先に罠があって連続ダメージになったりして、結果的に即死になることはある。

　道中には金や宝石が落ちており、拾うとお金を手に入れたことになる。ダンジョン内には時折ショップがあり、お金と引き換えにアイテムを入手できる。置かれているアイテムはランダムだが、爆弾やロープの補充のほか、特殊な能力が身につくアイテムや、強力な武器が置かれていることもある。

　ライフが0になると最初からやり直し。残機の概念はなく、常に最初のステージに戻される。キャラクターの強化やアイテム、お金の持ち込みという概念もない。フィールドも毎回変わるので、プレイヤー自身がノウハウを蓄積して攻略するしかない。

落ちているお金や宝石を拾って、ショップでアイテムを購入

やられると死因を含めた冒険の記録が表示される。次はまた最初からやり直し

　基本的に武器がムチしかないため、コウモリやヘビなどのありふれた敵に対しても、慎重にやらないと接触してライフが削られる。モンスターを撃破しても特にメリットはないので、可能な限り戦闘を避けるのも手だ。罠もよく見て進めば対応できる。ただし慎重になり過ぎ、ステージ入場から3分が経過すると、巨大な幽霊が現れてプレイヤーに近づいてくる。幽霊に触れるとライフ残量に関わらず即死となるので、ある程度早く攻略する必要もある。

　総合的に言って、本作は相当に難易度の高いアクションゲームだ。筆者はそれなりにアクションが得意な方だと思うのだが、1時間ほどプレイしても、1-4、すなわち4ステージ目まで到達するのがやっと。ひたすらやり込んで、操作に習熟し、敵や罠、フィールド配置の特性を覚えていくしかない。

のんびり進んでいると幽霊が現れる。触れると即死

やっとの思いで進んだ1-4で、ボスらしきものに遭遇したかと思ったら即死

　その救済というわけではないと思うが、本作にはオンラインモードも用意されている。最大4人のプレイヤーと協力してダンジョンを探索でき、誰か1人が出口にたどり着けば次のステージに行ける。途中でもしやられても、先のステージに落ちている棺桶を他のプレイヤーに開けてもらえれば復活可能だ。

　協力プレイになる分だけ単純に進行が楽になるというのもあるが、勝手に罠を発動させて味方を巻き込んだり、味方にうっかりアイテムを投げつけたりして邪魔をしてしまうこともあり、これはこれで難しい。ただライフが0になっても幽霊の姿で他のプレイヤーの動きが見られるので、攻略に行き詰った時にはオンラインでプレイしてみるのもいいだろう。

オンラインで4人同時プレイが可能。上手な人のプレイを見られることも（筆者は既に死んでいる）

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