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Macの圧縮ファイルも文字化けせずに展開できる圧縮・展開ソフト「7-Zip」
2020年3月26日 17:16
私が書籍編集職に就いてから15年近くの月日が経ちますが、今も昔もデザイン制作現場の主流はWindowsではなくMac。一方、私を含め編集職の大半はWindowsを使っており、自然とMacで作ったファイルをWindowsで受け取る機会が多くなります。このとき困るのが、圧縮ファイルの展開(解凍)です。Macで作った圧縮ファイルをWindowsのエクスプローラーで展開すると、下の画像のように半角英数字以外の文字(要するに日本語)が文字化けしてしまうのです。
これは、MacとWindowsで使われている文字コードが違うために起こる現象です。ちなみに文字化けするのはMacで作った圧縮ファイルをWindowsで展開するときだけで、Windowsで作った圧縮ファイルをMacで展開する場合は問題ありません。
もっとも、ファイル名に半角英数字だけ使っていれば文字化けは避けられます。ですが、実際にファイルを準備するのは相手側。「ファイル名は英数字だけでお願いします」と伝え忘れていたときなどは、再送をお願いするのも心苦しく感じます。
多彩な圧縮ファイルに対応する7-Zip
そこでおすすめしたいのが、圧縮・展開ソフトの「7-Zip」です。ZIPやLZH、7zといった主要な形式はもちろんのこと、CAB/RAR/ISOなど多彩な圧縮ファイルに対応。Macで作った圧縮ファイルでも、通常の手順と同様に「7-Zip」で開くだけで文字化けすることなく展開できます。
圧縮ファイルを右クリックし、[7-Zip]→[開く]をクリックすると、圧縮したファイルの内容を「7-Zip」で確認できます。ここからエクスプローラーにファイルをドラッグすれば、圧縮ファイルから必要なファイルだけを取り出せます。大きな圧縮ファイルを展開する時間を節約できる、おすすめのテクニックです。
圧縮したいときは、ファイル/フォルダーを右クリック後、[7-Zip]→[圧縮]をクリックします。ファイルの圧縮には7z/TAR/WIM/ZIPなどの形式を選択可能。暗号化のパスワードも設定できるので、秘匿性の高い情報を送受信する際も安心です。
多彩な圧縮ファイルに対応し、Macで作られた圧縮ファイルもきれいに展開できる「7-Zip」。Macとのデータのやり取りが多い人や、これからデザイン畑の方たちと一緒に仕事する人は、いざというときに備えてインストールしてはいかがでしょう。