絶対便利! 新定番の無料ツール

リネーム処理ならなんでもござれ!「お~瑠璃ね~む」 ~多機能でも簡単操作がうれしい

「お~瑠璃ね~む」

 仕事をしていて精神的にしんどいのが、単純だけれど手間がかかる作業……。その1つが、ファイルの名前を変更する“リネーム”です。ファイル名の末尾に“更新日”や“作業済み”を入れてほしいといったリクエストは、ビジネスの現場でよくあると思います。

 リネームするファイルの数が1つ2つならたいした手間ではありませんが、ファイルの数が増えてくるとかなり面倒です。特にやっかいなのが、ファイル名に連番を割り当てるパターン。あとからファイルが1つでも増減すると、リネームし直す羽目になってしまいます。

 リネームは単純作業で、集中力も欠きがちです。本記事で紹介するリネームソフト「お~瑠璃ね~む」を使ってスピーディかつ確実にファイル名を変更しましょう。

連番のリネームもらくらく

 「お~瑠璃ね~む(オール リネーム)」は、ファイル名に連番を付けたり、英数字の大文字・小文字、全角・半角を変換したりといった、多彩な機能を備えるリネームソフトです。

 リネームしたいファイルを[変更ファイル名のリスト]にドラッグしたら、[ファイル・フォルダ名の変更]タブから、使いたい機能をセレクト。変更内容を設定したら、[変更確認]をクリックしてプレビューし、想定通りのリネームができるか確認します。問題なければ[実行]をクリック。これでリスト内のファイルがまとめてリネームされます。

使えるリネーム機能は12種類。[連番]、[大(A)⇔小(a)]、[全角/半角]、[文字追加]、[日時]、[置換]の6つをよく使うことになるだろう

 [連番][置換]では、連番の開始文字を「<>」で囲うことで、どの数字・文字から連番をスタートするか指定できます。たとえば「REN-<5>」と指定すれば、REN-5、REN-6、REN-7……とリネームされます。また、「REN-<A>」と指定すれば、REN-A、REN-B、REN-C……のように、アルファベットでも連続データを作れます。

[連番]では、<>で囲んだ数字やアルファベットが連続データとして扱われる。「¥f」はフォルダー名を表す特殊文字

リネームに失敗しても元に戻せるから安心

 リネームソフトで怖いのが、余計なファイルまでリネームしたり、ファイル名を間違えたりといった失敗です。「お~瑠璃ね~む」では事前にリネーム結果を確認できますが、それでも見落としはしてしまうもの。

 万が一、リネームに失敗してしまっても大丈夫。「お~瑠璃ね~む」はアンドゥ機能を備えているので、2回クリックするだけでリネーム前の状態に戻せます。

[変更UnDo]→[UnDo]の順でクリックすると、直前9回まで乗りネームを取り消せる

まとめ

 このほか、フォルダー名のリネームやテキストエディターとの連携、正規表現への対応に、マクロモード、コマンドラインモードなど、多彩な機能を備える「お~瑠璃ね~む」。基本的な機能を使うだけでも、ふだんのリネーム作業が数倍にスピードアップできること間違いありません。

 ちなみに、「お~瑠璃ね~む」という名前が気になるなら、初回起動時に表示されるダイアログボックスで、チェックを付けてから[OK]をクリックしましょう。すると、「AllRename」という名前でアプリが起動するようになります。

初回起動時に表示されるダイアログボックスで、チェックを付けてから[OK]をクリックすると、アプリの名前が「AllRename」に変更される