残業を減らす!Officeテクニック
Outlookのショートカットキーはメール対応の時短に必須! マウス操作を極力抑えて効率化
メールでよく使うフレーズも登録しておけばメールでの作業時間が格段に減る!
2022年6月13日 06:55
上司や同僚への連絡、書類の送受信、クライアントとの調整など、メール対応は毎日あります。気づいたら長時間使っていることもありますよね。メールの返信であれば、「受信メールを探す」→「返信フォームを開く」→「内容を入力」→「送信」と、意外と手間がかかります。できればメール内容に集中して、そのほかの操作はサッと済ませたいものです。
今回は、Outlookのメール対応の時間短縮に必須のショートカットをまとめました。以前に紹介したメールの自動振り分けや検索テクニックとあわせて活用してください。
メール作成に使えるショートカット
メール作業は受信メールに返信したり、転送することが大部分を占めていると思います。まずは返信・転送のショートカットキーを覚えるのがおすすめです。返信の[Ctrl]+[R]キーだけでもかなりの時短になります。全員に返信する場合は[Shift]キーを組み合わせます。転送は[Ctrl]+[F]キーです。
返信は「Reply」、転送は「Forward」の頭文字です。一般的な検索のショートカットに[Ctrl]+[F]がありますが、Outlookでは「転送」の操作が割り当てられています。
- [Ctrl]+[R]キー:表示しているメールの相手に返信する
- [Ctrl]+[Shift]+[R]キー:表示しているメールの相手全員に返信する
- [Ctrl]+[F]キー:表示しているメールを転送する
メールの新規作成は「New」の頭文字で[Ctrl]+[N]キー。WordやExcelでも新規ファイルの作成時に使いますね。
- [Ctrl]+[N]キー:新規メールの作成画面を表示する
作成したメールの送信は[Ctrl]+[Enter]キーです。なお、標準の状態でショートカットキーを押すと、送信確認のメッセージが表示されます。チェックボックスONで非表示にできますが、誤送信を防ぐためにあえて表示させたほうがいいと思います。
[はい]にフォーカスがあたっているので、[Ctrl]+[Enter]キーを押して一呼吸おき、続けて[Enter]キーで送信すれば、キーボードから手を放さずに操作を完結可能です。
- [Ctrl]+[Enter]キー:メールを送信する
メールの内容確認に使えるショートカット
メールの検索と内容確認も頻繁に行なう処理ですよね。また、Outlookの画面操作にも便利なショートカットキーがあります。
- [Ctrl]+[Tab]キー:メニューアイコン、フォルダー、メール一覧、メール内容にフォーカスを移動する
- [↑]/[↓]キー:メール一覧でメールを選択する
- [Enter]キー:選択中のメールをウィンドウ表示する
- [Esc]キー:ウィンドウ表示したメールを閉じる
メール一覧の[↑]/[↓]キーは利用されている人も多いでしょう。あわせてのオススメは[Enter]キーでメールのウィンドウ表示と[Esc]キーでウィンドウを閉じる操作です。ひとつのメールに集中できますし、マウスでクリックするより効率的です。
メールの検索は[Ctrl]+[E]、もしくは[F3]です。画面上部の検索欄にフォーカスが移動します。[高度な検索]ダイアログボックスを呼び出すなら、そのまま漏斗のアイコンをクリックしても構いませんが、ショートカットキーも用意されています。
- [Ctrl]+[E]キー:検索欄にフォーカスを移動する
- [Ctrl]+[Shift]+[F]キー:[高度な検索]ダイアログボックスを呼び出す
[メール]と[予定表]を頻繁に切り替えるなら[Ctrl]+(数字キー)を覚えておきましょう。画面左側のメニューアイコンには、上から①②③④……とインデックスが割り当てられており、[Ctrl]キーとの同時押しで切り替え可能です。
- [Ctrl]+[1]キー:メールの画面に切り替える
- [Ctrl]+[2]キー:予定表の画面に切り替える
- [Ctrl]+[3]キー:連絡先の画面に切り替える
- [Ctrl]+[4]キー:タスクの画面に切り替える
よく使うフレーズは「単語登録」しておく
ショートカットキー以上に使えるテクニックに「単語登録」があります。「お世話になっております。」「よろしくお願いいたします。」など、よく使うフレーズの登録は効率化に必須です。Windowsの機能を利用するので、メールだけでなく書類作成時にも活用可能です。