残業を減らす!Officeテクニック
自宅パソコンでのExcel作業は無料のWeb版で十分! Microsoft 365がなくても十分使える
ピボットテーブルや条件付き書式も利用可能
2022年7月4日 06:55
家のパソコンにOfficeアプリがインストールされていない人は結構いるのではないでしょうか。個人でもOfficeの機能が必要となることがありますが、月に1回あるかないかために「Microsoft 365」を購入するのはコストパフォーマンスが悪すぎますよね。
そんな状況の人に利用して欲しいのが「Web版のOffice」です。Microsoftアカウントがあれば、無償で利用可能。Webブラウザーで利用できます。
実は、Web版のOfficeのサービスは10年以上前からありますが、オンラインで利用できる機能も年々増えています。以前に試して使えなかった印象のある方にもおすすめです。今回は利用頻度の高いExcelでインストール版とWeb版を比較します。
インストール版とWeb版の画面の比較
インストール版と Web版のExcelの画面を比べてみます。Web版のExcelでは一部機能が省かれていますが、一般的なデータ入力や表作成に関する機能に不足はないでしょう。
Web版のExcelの画面でリボンが折りたたまれている場合は、画面右側にある[リボンを切り替える]をクリックして表示してください。
残念ながらWeb版のExcelではマクロが動作しないのですが、それ以外で制限されるのは、通常使わない機能がほとんどですよね。普段の作業を振り返ってWeb版でも完結できるかどうかイメージしてみてください。
ピボットテーブルや条件付き書式もWeb版で使えるように
最近までは「Web版のExcelではピボットテーブルや条件付き書式が使えないからダメ」なんて言われていたのですが、いつの間にか使えるようになっています。レスポンスもインストール版と遜色なし。結構サクサク動きます。
なお、Web版のExcelに対応していない機能を利用したファイルを開いた場合は、利用できない旨のメッセージが表示されます。データが壊れるわけではありませんので安心してください。インストール版のExcelで開けば正常に表示されます。
データはOneDriveに保存される
ちなみにインターネットに接続した状態でないとWeb版のExcelは動作しません。作業中にオフラインになってしまった場合は、復帰後に直前の作業状態が復元されます。データは自動的にOneDriveに保存されるので「保存」の概念はありません。
なお、[ファイル]タブをクリックしたときに表示される[名前を付けて保存]の項目は、主にローカルにダウンロードするためのメニューです。例えば、自宅にてWeb版のExcelで編集したファイルを職場でダウンロードして、インストール版のExcelで編集するときに利用します。
Officeアプリを個人で導入していなくても、Microsoftアカウントは持っているのではないでしょうか。この機会にサインインして試してみてください。
[お詫びと訂正] 記事初出時、Web版のOfficeが商用目的で無償利用できるかのような記述がありましたが、商用目的での利用には別途契約が必要でした。お詫びして訂正いたします。