残業を減らす!Officeテクニック

すばやくメモを取るなら「OneNote」に手書きがお薦め! スマホ・タブレット・PCの連携が便利

画像に文字を追加してメッセージ送信なども簡単

OneNoteは手書用のアプリとしても便利

 以前の記事で、情報収集用のアプリとして「OneNote」を紹介しました。パソコンに限らず、スマートフォンやタブレットで撮影した写真や簡単なメモ書きなど1カ所にまとめてクリップできるのが特徴です。

 データはスマートフォン、タブレット、パソコンなど、同一アカウントでログインしていれば複数の端末で同期するため、例えば、写真はスマートフォンで撮影、タブレットを使って手書きのメモを追記して、パソコンで関連する詳細情報を集めるといった作業をスムーズに行なえるわけです。そこで今回は「手書き用」のメモアプリとしてのOneNoteの使い勝手をみていきたいと思います。

iPhone/iPad版「OneNote」

Android版「OneNote」

手書き専用のノートを用意しておこう

 手書き専用のノートを用意しておくことをおすすめします。もちろんOneNote内の「ノート」のことです。OneNoteは、ノートブック>セクション>ページの階層構造になっています。既存の「ノートブック」に「ページ」を追加しても構いませんが、構造的に専用ノートがあった方がわかりやすいと思います。

OneNoteは、ノートブック>セクション>ページの階層構造になっている。画面下にある[+]をタップして、それぞれ追加可能。[+ページ]をタップすると、追加されたページが開いて編集可能な状態になる

 「ページ」の追加と同時に編集可能な状態で開くため少し戸惑うかも知れません。タイトルを入力すると「ページ」の名称も変更されます。あとは、スタイラスで直接記入するだけ。手書き入力のためにモードを切り替えるような操作は不要です。

「ページ」を追加した状態。「無題のページ」となっているが、気にせずに任意のタイトルを入力しよう
タイトルを入力すると「ページ」の名称も連動して更新される。あとはスタイラスで書き込むだけだ

 メモ用紙らしくデザインを変更しておくのもいいでしょう。画面上部の[表示]から[用紙の色][用紙のスタイル]を変更可能です。

画面上部の[表示]をタップ。メニューから[用紙の色]と[用紙のスタイル]を変更可能だ

 メモ書きには横表示のほうが向いているように感じます。OneNoteの「ページ」は縦横の制限がないので、スクロールしただけ自由に書き込み可能です。

横方向に表した例
OneNoteの「ページ」は縦横に制限がない。自由にスクロールして書き込める

写真への書き込みも簡単

 写真に説明を追記する作業はパソコンだと少し面倒です。例えば「ペイント」を開いて、説明を書き込んで保存となりますが、既定のアプリ以外で開く時点でやる気減。マウスで手書きも厳しいですよね。OneNoteの手書きを試してみてください。

写真を挿入したい位置を指でタップして「テキストモード」に切り替える。この操作をしないと[挿入]にあるメニューが有効にならない。[画像]をタップして写真を選択する
画像の挿入後はスタイラスを使って書き込むだけだ

 挿入した写真と手書きのメモをまとめて選択できる点が優れています。[なげなわ選択]のツールで選択したい範囲を囲むと、その“かたまり”でコピーが可能。ドキュメントへの貼り付けやSNSなどへの投稿に重宝します。

[描画]をタップして[なげなわ選択]をタップする。選択したい範囲を囲むようになぞる
選択後は場所の移動のほか、切り取りやコピーが可能だ

 タブレットで利用できる手書き用のアプリはいろいろありますが「OneNote」も悪くないと思いませんか。無料でインストールできて、いつものMicrosoftアカウントも利用できる、パソコンとの同期も可能となれば、試してみる価値はありますよ。