残業を減らす!Officeテクニック
Webページ上にある複数のリンクをコピーしてURLを一気にExcelへ取り込むワザ
2023年1月10日 06:55
今回は、Webページのリンク先URLをExcelでリスト化する際の小ワザを紹介します。リンクを右クリックして「リンクのコピー」するのは辛過ぎます。リンクを一括で開く拡張機能を使って、URLをコピー&ペーストするのも数があると面倒ですよね。
Microsoft Edgeの[Web選択]の機能で目的のリンクを正確にコピーして、Excelに貼り付けてからURLを一気に抽出します。簡単なVBAのコードを入力しますが、記事内のコードをコピー&ペーストすればOK。マクロファイルとしての保存も不要です。
リンク先をコピーする
Webページをドラッグして文字列選択すると、意図しない箇所も選択してしまいますよね。何もないところを右クリックして[Web選択]を使ってみてください。狙った箇所を的確に選択・コピー可能です。
コピー後は、Excelを起動して[Ctrl]+[V]キーを押す。リンク先URLを含む文字列として貼り付けられます。
VBAの画面で標準モジュールを追加する
[開発]タブからVBAの画面を呼び出して標準モジュールを追加します。[開発]タブは[Excelのオプション]の[リボンのユーザー設定]から表示しておきます。
標準モジュールとは、VBAのコードを記述するためのスペースです。ここでは一時的に利用するだけなので、作業中のファイルをマクロファイルとして保存する必要はありません。入力するコードは以下の通りです。
Function GetURL(cell As Range) As String
GetURL = cell.Hyperlinks(1).Address
End Function
コピー&ペーストすればOKですが、コードは「GetURL」という名前のユーザー定義の関数(Function)を作成する内容になっています。「cell」は変数名なので何でも構いません。「Hyperlinks(1).Address」はハイパーリンクを取り出すための決まり文句だと考えてください。
「値」として貼り付けてファイルを保存する
ユーザー定義関数を保持するにはマクロを含むファイルとして保存する必要がありますが、欲しいのはURLだけですよね。「値」としてURLをコピーして、通常のExcelファイルとして保存しておきましょう。