Officeの入力ミスを減らして効率化！　ファンクションキーのおすすめテク

ファンクションキーを押すだけで入力ミスを減らせる！

　突然ですが、Wordでショートカットキーは使っていますか？

　［Ctrl］＋［C］でコピー、［Ctrl］＋［V］で貼り付けは、常用していますよね。［Ctrl］キーと英字キーを組み合わせには、主な機能が割り当てられており、ファイルを開く［Ctrl］＋［O］、繰り返しの［Ctrl］＋［Y］、やり直しの［Ctrl］＋［Z］などもあります。

　時短のためにショートカットキーを駆使するなら、キーボードの上部に並ぶ［F1］～［F12］の「ファンクションキー」は無視できません。

キーボードの上部に並ぶ［F1］～［F12］が「ファンクションキー」。今回は［F7］～［F10］、［F12］をおすすめする

　ファンクションキーは、名称通りファンクション（機能）を呼び出すキーで、使わないと損なレベルの便利機能が隠されています。今回は、Wordでおすすめしたいファンクションキーのテクニックを紹介します。

誤字・脱字を弾く［F7］キー

　使っている人は使っているワザ、といっても［F7］キーを押すだけの校閲機能です。

　「てにをは」のミスのほか、「ユーザ」と「ユーザー」のような表記揺れ、英単語のミスなどをチェック可能です。凡ミスを防ぐために使わない手はありません。

［F7］キーを押して、文書を校閲した状態。確認したい項目をクリックする

間違いと思われる箇所を確認できた

表記揺れもチェック可能

英字もチェックできる

再入力を回避する［F7］［F10］キー、あわせて［F8］［F9］キーも

　日本語入力がONのまま、英字を入力しまった経験がありませんか？　［BackSpace］キーを連打して削除、入力モードをOFFにして再入力、とするのは無駄でしかありません。

　例えば「impress」と入力したい場合、日本語入力がONの状態では「いｍｐれｓｓ」となりますが、この文字列は削除しなくてもいいのです。入力後に［F10］キーを押してください。

日本語入力がONの状態で［I］［M］［P］［R］［E］［S］［S］キーを押してしまった。このまま英字に変換したい場合は（予測変換から選択してもいいが、）［F10］キーを押そう

「impress」に変換された。ちなみに、先頭文字が大文字に自動変換されてしまった場合は［Ctrl］＋［Z］で、すべて小文字に変換できる

　似たような無駄入力として「ひらがな」から「カタカナ」への変換も考えられます。［space］キーを連打して変換する必要はありません。ひらがなから全角カタカナへの変換は、［F7］キーを押します。

一般的ではない名称をカタカナに変換したい場合は［F7］キーを押そう

まとめて全角カタカナに変換された

　たまに入力する半角カタカナは［F8］キー、全角英数字は［F9］キーで一発変換できます。［F7］や［F10］キーより利用頻度は低いですが、一緒に覚えておくといいでしょう。

［名前を付けて保存］ダイアログボックスを呼び出す［F12］キー

　［ファイル］メニューからの操作で、別名保存しようとして上書き保存してしまった経験がありませんか？

　そんなミスを回避するのが、一押しの［F12］キーです。すばやく確実に［名前を付けて保存］ダイアログボックスを呼び出せます。

［F12］キーを押すだけで、すばやく確実に［名前を付けて保存］ダイアログボックスを呼び出せる

番外編　邪魔な［F1］を無効化する

　ヘルプを呼び出す［F1］キーを邪魔に感じる人もいるでしょう。［F1］キーを無効化する設定を紹介します。［F1］キーを無効にしても、［ヘルプ］タブがあるので問題はありません。

［Wordのオプション］を表示しておく。［リボンのユーザー設定］をクリックして、［ユーザー設定］をクリックする

［キーボードのユーザー設定］画面が表示された。［分類］から［すべてのコマンド］を選択して、［コマンド］の一覧から［Help］を選択する。［現在のキー］に［F1］が表示されているので、［削除］をクリックする

　元に戻したい場合は、［キーボードのユーザー設定］画面を呼び出して、［すべて元に戻す］をクリックしてください。