やじうまの杜

「vi」コマンドをサポートする老舗テキストエディター「ViVi」がオープンソースで復活?

1年から2年をかけてv1.x相当の機能を実装。寄付も受け付け中

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

老舗テキストエディター「ViVi」がオープンソースで復活?

 「vi」コマンドをサポートする老舗テキストエディター「ViVi」が、オープンソースプロジェクトとして復活するようです。ライセンスは“MIT License”。

 「ViVi」は、Unix環境で定番のテキストエディター「vi」のコマンドが利用できるテキストエディター。シンタックスハイライトやアウトライン、正規表現対応の検索・置換、2つの文書の差分を表示するDiffなどをサポートしており、独自のオブジェクト指向スクリプト言語“ViViScript”を利用した機能拡張も可能となっています。最新のv4.x系統は価格4,000円(個人向けの場合)のシェアウェア。古いv1.xは無償で利用できます。

フリーで使える「ViVi」v1.x

 また、「ViVi」と言えば、テキストエディターの開発を志す人のために書かれた濃密な技術文書も忘れてはいけませんね。「テキストエディターを自分で作ってみたいなぁ」と思った人であれば、一度は見たことがあるのではないでしょうか(かくいう筆者も、かじってみた一人です)。

 窓の杜ライブラリによると、最終更新は2014年の4月。すでに6年近くアップデートがありませんでしたが、この春から開発が再始動するそう。開発のための寄付も募っており、すでに応募者もいるのだとか。

 エディットバッファー、基本的なテキストエディターのGUIを皮切りに、1年から2年をかけてv1.x相当の機能を実装していくとのこと。これからどのような展開を見せていくのか、楽しみです。