やじうまの杜

【悲報】モバイル版「Google Chrome」がタブの数を数えきれなくなる ~「スマホ同期」+「Power Automate」で検証

でも、笑ってごまかす姿もキュート

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モバイル版「Google Chrome」はタブを99個までしかカウントできない? 「スマホ同期」+「Power Automate」で検証

 モバイル版「Google Chrome」(iOS/Android)は画面右上に開いているタブの数を表示するのですが、これが100を超えるとちょっと楽しいことが起こるのだとか。

 「99」まではちゃんと数字を表示するのですが、「100」(3桁)になると数字の代わりに顔文字が表示されるのだそうです。笑顔でごまかしてくるのがかわいいですね。

 編集部でも、実際にそうなるのか検証してみました。とはいえ、ディスプレイをタップしてタブを100個も開くのは割とダルいので、「スマホ同期」アプリとデスクトップ版「Power Automate」を組み合わせて楽をすることにします。

 「スマホ同期」は、PCからスマートフォン(基本的にAndroidのみ)の通知や画像、メッセージなどにアクセスできるようにするアプリです。スマホをポケットやカバンにいれたまま、PCで通知をチェックしたり、SMS/MMSを書いて送信したり、撮影した写真をとりだしてSNSへ投稿することができます。リモート操作機能「スマートフォンの画面」を利用すれば、スマホの「Chrome」を起動して、PCのマウスでタブを開きまくることもできます。

 一方、「Power Automate」はPCの操作(アクション)を複数つなげて一連の自動処理(フロー)を定義し、あとで再生できるようにするアプリです。要するに、PCの操作を自動化することが可能。マウスの移動やクリックにも対応しているので、今回のような退屈な定型作業をPCに任せたい場合にはうってつけです。

 いずれもWindows 11に標準搭載されているので、わざわざインストールする必要はありません。Windows 10の場合は、「Power Automate」だけ自分でダウンロードとセットアップしなければなりません(「スマホ同期」はOS同梱)。

 まず、「スマホ同期」アプリでPCとスマートフォンを接続し、リモート操作機能「スマートフォンの画面」で「Chrome」を起動します。

「スマホ同期」アプリでPCとスマートフォンを接続し、リモート操作機能「スマートフォンの画面」で「Chrome」を起動

 次に、「Power Automate」アプリで「フロー」(一連の自動処理)を新規作成。[ツール]-[レコーダー]メニューからレコーダーを起動します。この機能はユーザーの操作を記録し、「フロー」に追加することが可能。[記録]ボタンを押してから、「スマホ同期」アプリで「Chrome」の新規タブを開く操作を行うと、それが一連のアクションとして記録され、フローに追加されます。

[ツール]-[レコーダー]メニューからレコーダーを起動
レコーダーで「Chrome」の新規タブを開く操作を記録

 あとはループ(繰り返し)処理で囲んで、100回以上行うようにセットすれば準備は完了です。

作成したフローの例。これならば1,000個タブを開く操作も楽々!(時間はかかるけど)

 「Power Automate」アプリが勝手にスマホアプリをプチプチと操作してくれるのは、観ていてちょっと楽しいですね。

記録したアクションを100回やってもらう

 ちゃんとタブの数が笑顔になるのも確認できました!

タブの数が100未満のうちはちゃんとカウントするが……
タブの数が3桁になると笑顔に