やじうまの杜

新しい「Microsoft Defender」アプリがストアに登場 ~有償セキュリティ機能の提供を画策か

まだ利用不能

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新しい「Microsoft Defender」アプリが「Microsoft Store」に登場

 Microsoftはウイルス対策機能「Microsoft Defender」(以前は「Windows Defender」と呼ばれていました)の新しいユーザーインターフェイスを準備中のようです。「Microsoft Store」に「Microsoft Defender Preview」というアプリが登録されているのが発見されました。

 残念ながら「Microsoft Defender Preview は現在購入できません。」というメッセージが表示されており、実際に試すことはできなかったのですが、近いうちに「Windows Insider Program」でテストが開始されそうです。

「Microsoft Defender Preview」アプリのユーザーインターフェイス(「Microsoft Store」より引用)。家族での利用や複数人で利用するデバイスを対象にしているように見受けられる

 システム要件は「Windows 10 バージョン 2004」以降(x64/x86)。また、個人の「Microsoft アカウント」でログインする必要があるとのこと。

 当面の間はサブスクリプション不要で利用できるようですが、将来的には「Microsoft 365 Family」または「Microsoft 365 Personal」のサブスクリプションが必要となると書かれており、なんらかの有償サービスを提供する窓口となるようです。

 同社は昨年末、従業員数300人以下の小規模企業向けセキュリティエンドポイントサービス「Microsoft Defender for Business」をプレビュー公開していますが、その機能を限定し、家庭・個人向けにしたものになるのかもしれませんね。OSビルトインのウイルス対策機能を有償化することは大きな反発が予想されるため、そのまま提供が継続されるのではないかと思われます。