やじうまの杜
「ファイナルファンタジーVI ピクセルリマスター」のリサイズバグが再注目される
危険度の高い内容ながら、先日の大規模アップデートでも修正されず
2024年2月22日 12:09
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「ファイナルファンタジーVI ピクセルリマスター」のWindows版において、ディスプレイの解像度を変更することで発生するバグ、通称「リサイズバグ」が再注目されている。
このバグは、プレイヤーが操作できないデモシーンが流れている時に、Windowsのディスプレイ解像度を変更することで発生する。スタート直後のデモシーンで行った場合、デモシーンを飛ばしてゲームが進んでしまい、間もなくゲームが操作不能に陥ってしまう。
しかし、ここでいったんゲームをリセットし、オートセーブから再開すると、ストーリー上ではまだ行けないはずの場所へ行けてしまったり、魔導アーマーという兵器に乗ったまま街の外に出られたりする。
これ以外のデモシーンでも、同様に解像度変更を行うことで、ストーリー展開を無視した場所に行けたり、本来は1つしか手に入れられないアイテムが複数手に入れられたりと、本来はありえない状況でゲームの操作が可能になる。
本作は2022年2月に発売され、間もなくこのバグが発見された。そのため当時は「アップデートで修正されるのでは」と言われていたが、約2年経った今年1月末の大規模なアップデートにおいても、このバグは修正されていない。アップデートと合わせて実施されたセールで購入した人も多いことから、改めて注目を集めているという状況だ。
ちなみに「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」シリーズの他のタイトルでも同様の操作でバグが発生するが、ゲームが進行できなくなるものばかりという報告も上がっている。使用するメリットがあるという点で、「ファイナルファンタジーVI ピクセルリマスター」だけが注目されているようだ。
なお、このバグを使用した後にセーブすると、その後の進行が不可能な状況に陥ることがある。2年経っても残っているバグとはいえ、本来想定されている動作でないことは間違いないので、利用はあくまで自己責任で。偶発的に起きる可能性もあるバグだけに、できれば今後の修正を期待したいところではある。