やじうまの杜

チピチピチャパチャパ♪ 今話題の #猫ミーム にピッタリ(?)なフォントが登場

独自に考案された8つの漢字を収録

 「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

猫ミームの例(「X」より)

 最近、「X」(旧称:Twitter)や「YouTube」などのSNSで「#猫ミーム」というのを目にするようになりました。さまざまな表情・シュールな動きをするネコの切り抜き映像を使い、背景写真と字幕をうまく織り交ぜながら、日常生活でよくあることなどをわかりやすく、コミカルに描いているのが特徴で、Avril Lavigneの『Girlfriend』や、アメリカの子ども向けに作られたという『My Happy Song』などのBGMが耳に残ります。

 なかでも、「チピチピチャパチャパ♪」という曲は人気で、猫ミームのおかげで今年1月には「Spotify」のバイラルチャートで1位を記録したのだとか。好きになりすぎたあまり、この曲を表現するのに役立つ――というか、それにしか役立たない――「チピチャパ猫漢字」というフォントを制作する人が出るほどです。

 「チピチャパ猫漢字」に収録されているのは、たった8文字の独自漢字。でも、字面を見るだけでネコがピチピチデュビデュビしている雰囲気が伝わってきて大変よいフォントです。

 このフォントを利用するには、まず「Google ドライブ」からUnicode割り当て表(PDF形式)とフォントファイル(TrueType形式)をダウンロードし、フォントをシステムにインストールします。次に、Unicode割り当て表を開いて使いたい文字をコピーし、「Word」などに貼り付けましょう。そのとき、アプリのフォントを「チピチャパ猫漢字」に変更するのを忘れないでください。フォントの指定を間違っていると、所謂“豆腐”が表示されます。

Unicode割り当て表から文字をコピー&ペースト

 中級者以上ならば、直接文字コードをテキストエディターに入力し、[Alt]+[X]キーを押す方法がおすすめ。たとえば「バ」(U+E007)を入力するには、「e007」「E007」などとタイプして、直後に[Alt]+[X]キーを押します。この方法は「メモ帳」や「Word」などで使えます。

ショートカットキーに慣れた人は、[Alt]+[X]キーで文字コードを変換すると楽

 ちなみに、この曲の本当の名前は『Dubidubidu』といい、2003年にチリのバラエティ番組で生まれたそうです。20年の時を経て日本でも流行るなんて面白いですね。