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英語の情報すら出てこない「Azure PlayFab」のUGCを使いこなすための解説書が発売

ねこじょーかー氏がゲーム開発の幅を拡げるテクニックを紹介

『猫でもわかるPlayFab UGC編』

 (株)インプレスR&Dは、書籍『猫でもわかるPlayFab UGC編』(著:ねこじょーかー氏)を7月15日に発売した。価格は、電子版が1,760円、印刷版が2,200円。

 本書は、ゲーム開発に特化されたBaas(Backend as a service)の1つとして知られる「PlayFab」(米Microsoftによる買収後は「Azure PlayFab」)の参考書。

 本書で解説されている「UGC」とは「User Generated Contents」の略で、ユーザーが作成したコンテンツのこと。ゲーム開発においては、ゲーム内のマップやイラスト、プレイヤーのスキン(見た目)などがあり、ユーザー側からもそれらを作ることで、さらにゲームを盛り上げることができるようになる。

 「PlayFab」のUGCでは、以下の機能が提供されている。

  • 下書きアイテムの作成
  • 下書きアイテムの公開
  • アイテムのモデレート
  • アイテムの報告
  • アイテムの検索
  • アイテムの評価・レビュー

 上記の機能は、2021年10月に一般公開された機能ということもあり、公式以外では情報が少ないのが現状だという。MicrosoftのGame Dev Ambassadorに任命されるなど、現在はゲーム業界のエンジニアとして活躍する著者・ねこじょーかー氏自身も『公式ドキュメントを読み込みましたが、実装例の記載が少なかったり、全体像を理解するのに難しさを感じていました』と語る。

 そうした中で、現役のゲームエンジニアが自分で試して執筆した本書。「PlayFab」の使い方を覚えるのに時間を割いていると、ゲーム開発の時間がどんどん削られてしまうというジレンマを克服したい人にお勧めの一書だ。

『猫でもわかるPlayFab UGC編』目次

  • 第1章 UGCとは
  • 第2章 UGCアイテムを作成しよう
  • 第3章 UGCアイテムのモデレートを理解しよう
  • 第4章 UGCアイテムを評価・レビューをしよう
  • 第5章 UGCアイテムを検索しよう
  • 第6章 UGCアイテムの可視性を理解しよう