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定番のTwitterクライアント「Tween」v1.6.7.0 ~インストーラーの脆弱性を修正

既存ユーザーはアップデートの必要なし。自動更新も配信されない

「Tween」v1.6.7.0 のインストーラー

 Twitterクライアント「Tween」の最新版v1.6.7.0が、23日に公開された。今回のアップデートでは、インストーラーに存在した脆弱性への対策が行われている。

 脆弱性情報のポータルサイト“JVN”が公開したレポート(JVN#17523256)によると、「Tween」のインストーラーにはDLLを読み込む際の検索パスに関する処理に不備があり、意図しないDLLを読み込んでしまう恐れがある。この問題を回避するには、インストールが不要なZIP版を利用するか、最新版のインストーラーを利用する必要がある。

 「Tween」のインストーラーは、インストール処理そのものを行う“TweenSetup.msi”と、その実行の前に「Tween」の動作に必要なランタイムの有無をチェックする“setup.exe”の2つで構成されているが、作者によると問題があるのは後者の“setup.exe”であるという。そのため、本バージョンでは“setup.exe”を省いて“TweenSetup.msi”のみを配布している。

 この変更により、ランタイムのチェックはユーザー側で行わなければならなくなっているので注意。もっとも、最近のOSには「.NET Framework 4」などのランタイムがあらかじめ含まれているため、大きな問題にはならないだろう。

 「Tween」は64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。なお、本バージョンに含まれる変更はインストーラーの変更のみとなっている。そのため、既存ユーザーはアップデートしなくてよい。また、自動更新の対象にもなっていないとのこと。

ソフトウェア情報

「Tween」
【著作権者】
kiri_feather 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.6.7.0(17/07/23)