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ストアからフォントを導入、設定画面も大刷新 ~「Windows 10」Build 17083がお披露目

Microsoftへ送られる診断データをユーザー側で把握できるようになったのも大きな改善

「Windows 10 Insider Preview」Build 17083

 米Microsoftは24日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」Build 17083を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。すでに「Windows 10 Insider Preview」を導入済みの場合は“Windows Update”から最新ビルドへ更新できる。

“ストア”からフォントをインストールできるように

 Build 17083ではフォントの管理周りが大刷新。“ストア”からフォントをインストールできるようになったほか、「設定」アプリに[個人用設定]-[フォント]セクションが追加され、インストール済みフォントのプレビューやアンインストールが行えるようになった。

 この[フォント]セクションは、従来の「コントロール パネル」の「フォント」画面よりも機能が充実している。たとえばフォント一覧ではそれぞれのフォントにふさわしいサンプルテキストでプレビューが行われ、マルチカラーに対応している場合はその実演も行われる。さらに、詳細画面では自分で入力したテキストでフォントのプレビューが可能。可変フォントの場合は、文字の太さのテストなども行える。

「設定」アプリに[個人用設定]-[フォント]セクションが追加
詳細画面では自分で入力したテキストでフォントのプレビューが可能

 また、開発に役立てるためMicrosoftへ送られる診断データをユーザー側で把握できるようになったのも大きな改善だ。本ビルドでは「診断データ ビューアー」という新しいアプリが利用可能で、「設定」アプリの[プライバシー]-[診断&フィードバック]セクションから有効化・導入できるようになっている。このアプリを利用すれば、Microsoftへ送られるデータを確認・検索したり、フィードバックのために送信することができる。

「設定」アプリの[プライバシー]-[診断&フィードバック]セクション
「診断データ ビューアー」

 そのほかにも“タイムライン”が改善され、アクティビティを削除できるようになったほか、プライバシーをコントロールする機能が拡充された。また、“Quiet Hours”の改善や、“Windows Hello”のセットアップの簡素化、UWPアプリの設定ページの拡充、簡単操作機能の強化なども行われている。

 なお、本ビルドでは注目機能の1つであった“Sets”の初期テストが打ち切られ、先行導入されていた環境からも削除された。導入は“RS4”の次のビルドになりそうだ。