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Microsoft、Officeのトラブルシューティングツール「OffCAT」の提供を5月31日で終了

「Microsoft Office 365 サポート/回復アシスタント(SaRA)」への移行を

「Microsoft Exchange」チームの公式ブログ

 米Microsoftは17日(現地時間)、同社ダウンロードセンターにおける「Microsoft Office Configuration Analyzer Tool(OffCAT)」の提供を5月31日で終了することを明らかにした。本ソフトの主要機能は「Microsoft Office 365 サポート/回復アシスタント(SaRA)」でも提供されており、同ツールへの移行が推奨されている。

 「OffCAT」は、システムにインストールされている「Microsoft Office」をスキャンし、設定についての詳細や、その問題点をレポートしてくれるツール。発見された問題が既知のものであれば、問題の修正方法を記述した技術情報の記事へのリンクなども提供してくれる。

 すでに「OffCAT」を導入済みの場合は、オンラインルールが更新される2018年8月31日まで利用することが可能。それ以降も「OffCAT」は機能するが、スキャン結果が古くなり、有用な情報が得られなくなる恐れがある。

 代替となる「SaRA」には、「OffCAT」でよく使われていた機能が一通り実装されている。また、「Microsoft Office」のセットアップや「OneDrive for Business」、「Skype for Business」に関するトラブルシューティングなど、追加の機能も含まれている。