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「Google Chrome 69」からはHTTPSが“当たり前”に ~“保護された通信”ラベルを除去

加えて、HTTPページでのパスワード入力を警告する機能を「Google Chrome 70」で導入

公式ブログ“Chromium Blog”

 米Googleは17日(現地時間)、HTTPSページに接続されている際にアドレスバーに表示されるスキーム(https://)と“保護された通信”ラベルを「Google Chrome」から取り除く方針を明らかにした。9月にリリースされる「Google Chrome 69」から実施されるという。

 同社はHTTPページからHTTPSページへの移行を強く後押ししており、今回の施策もその一環となる。かつてHTTP接続が“当たり前”とされ、アドレスバーにアイコンもラベルも表示されていなかったように、HTTPS接続もいずれ“当たり前”のものとして扱われるべきだという考えのもと、これまでセキュリティをアピールするために付与されていたラベルが取り除かれる。いずれは“鍵”アイコンすらなくなる見込みだ。

「Google Chrome」におけるHTTPSページの処理(同社ブログより引用、以下同)

 加えて、10月にリリースされる「Google Chrome 70」では、HTTPサイトでパスワードを入力すると“保護されていません”ラベルが赤くなる警告機能も導入されるという。

HTTPサイトでパスワードを入力すると“保護されていません”ラベルが赤くなる