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Microsoft、11月のパッチに起因する「Outlook」のルール問題を一部のバージョンで修正【1月10日追記】

「Outlook 2013」と「Outlook 2016」に更新プログラム。「Outlook 2010」は調査継続

Microsoft、32bit版「Outlook」のルール問題を一部のバージョンで修正

 日本マイクロソフト(株)は12月26日、32bit版「Outlook」でメールを処理するルールが動作しなかったり、ルールの編集やインポートが行えない問題を、一部のバージョンで修正したことを明らかにした。この問題は先月リリースされたセキュリティ更新プログラムが原因で発生していた。

 同社によると、「Outlook 2013」と「Outlook 2016」であれば以下の更新プログラムを適用することで問題を解決できるとのこと。このパッチはまだ“Windows Update”で配信されていないので、手動で適用する必要がある。

 クイック実行形式(C2R)の「Outlook」は、12月11日にリリースされたバージョンを適用すればよい。なお、「Outlook 2010」ではまだ解決されておらず、引き続き調査を行うとしている。

 また、12月の更新プログラムでルールのチェック機能が強化された関係で、本件とは別の原因で同様のエラーが発生することがある。その場合は、“Outlook.exe /cleanrules”コマンドで「Outlook」を起動し、ルールの全削除を試みてほしいとしている。

2019年1月10日編集部追記:日本マイクロソフトによると、1月9日(日本時間)に“Windows Update”で配信されたOutlook 2010/2013/2016向けのセキュリティ更新プログラムでこの問題は修正されたとのことです。