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「Python 3.7」が“Microsoft Store”から無償で入手可能に
パッケージ管理システム「pip」や統合開発環境「IDLE」も付属
2019年1月7日 10:00
スクリプト言語「Python」がストアアプリとしてパッケージ化され、“Microsoft Store”から簡単に導入できるようになった。ダウンロードは無償。
「Python」は1991年、オランダ出身のプログラマーGuido van Rossum氏によって考案されたインタープリター型プログラミング言語。コードブロックを字下げ(インデント)で表現する文法が特徴で、可読性が高いコードをコンパクトに記述できる。さまざまな用途に利用できる汎用言語として幅広い支持を集めているが、近年はとくに機械学習の分野で人気が高い。
“Microsoft Store”で提供されている「Python」のバージョンは「Python 3.7」で、主に学生がコンソールで対話的に利用することを想定しているという。他のバージョンの「Python」や各種ツールとの連携についてはまだ評価中で、まだ不安定なところがあるかもしれないが、セットアップとアップデートが簡単に行えるのはメリットといえるだろう。「コマンド プロンプト」や「PowerShell」で“python”コマンドを利用できるのはもちろん、パッケージ管理システム「pip」や統合開発環境「IDLE」も付属している。
なお、現在のところ“py.exe”は利用できないとのこと。また、ストアアプリの制限により共有された場所への完全な書き込み権限がない。“TEMP”やレジストリーへアクセスするようなスクリプトを実行したい場合は、代わりにインストーラー版を利用する必要がある。