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Git統合やインクリメンタル差分を追加した「Sublime Text 3.2」が正式公開
プログラマー向けの高機能テキストエディター
2019年3月18日 06:45
豪Sublime HQ Pty Ltdは3月13日(現地時間)、プログラマー向けの高機能テキストエディター「Sublime Text」の最新版「Sublime Text 3.2」を正式公開した。本バージョンでは、「Git」との統合やインクリメンタル差分といった新しい機能が導入されている。
「Sublime Text 3.2」では、サイドバーのフォルダーツリーに「Git」のステータスをバッジで示したり、ステータスバーへ作業ブランチの名前や変更のあるファイルの数を表示することが可能。また、ドキュメントの追加・変更・削除を追跡してマーカーを表示したり、それぞれの変更の間のナビゲーションを行う機能も実装された。
こうした新機能は、「Sublime Merge」の開発で得られた成果だ。「Sublime Merge」は「Sublime Text」をベースにした「Git」のGUIクライアントで、「Sublime Text 3.2」と組み合わせればドキュメントやソースコードのバージョン管理がさらに容易になる。
そのほかにも、Windows/Linuxの入力システムへの対応強化、テーマの拡充と修正、ブロックキャレットのサポートなどが行われた。テキストレンダリング関連では“Unicode 11.0”がサポートされたほか、結合文字(リガチャ)のレンダリングが改善されているという。
「Sublime Text」は、Windows/Mac/Linuxで動作するクロスプラットフォーム対応のテキストエディター。構文色分けをはじめとする開発者向け機能が充実しており、プログラマー向けのモダンエディターとしては草分け的存在と言える。期限なく無償で試用できるが、継続的に利用する場合はライセンス(80米ドル)の購入が必要となるので注意。
ソフトウェア情報
- 「Sublime Text 3」
- 【著作権者】
- Sublime HQ Pty Ltd
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 80米ドル
- 【バージョン】
- 3.2 (Build 3200)(19/03/13)