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「Tera Term」v4.103が公開 ~高DPIサポートを試験的に追加

「Windows 10 バージョン 1703」以降で有効化可能

「Tera Term」v4.103

 定番ターミナルエミュレーター「Tera Term」の最新版v4.103が、6月15日に公開された。現在、“OSDN”や窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。

 本バージョンでは、試験的に高DPIサポートが追加された。初期設定では無効化されているが、「Windows 10 バージョン 1703」以降ならば、設定ファイル“teraterm.ini”の[Tera Term]セクションに“DPIAware=on”と書き加えれば有効化できる。

 そのほかにも、軽微な問題やv4.102で発生したエンバグを修正。[Setup]-[Font]メニューに[Dialog Font]サブメニューが追加され、ダイアログのフォントを独立して設定できるようになった。また、「TTSSH」がv2.89へ、「Oniguruma」がv6.9.2へアップデートされている。

 「Tera Term」は、寺西高氏によって開発されたリモートログオンクライアント(初版は1994年2月24日)。当初はWindows 3.1で動作する16bitアプリだったが、その後さまざまな開発者による協力を得て、32bit化やSSH対応、UTF-8のサポートなどが行われた。現在ではTeraTerm Projectの下、オープンソースアプリとしてメンテナンスされている。

ソフトウェア情報

「Tera Term」
【著作権者】
TeraTerm Project
【対応OS】
64bit版を含むWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2/2012/2012 R2
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.103(19/06/15)