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定番ターミナルエミュレーター「Tera Term」が1年半ぶりにアップデート ~v4.106が公開

端末横幅の最大値が500文字から1,000文字へ拡大

「Tera Term」v4.106

 定番ターミナルエミュレーター「Tera Term」の最新版v4.106が、6月5日に公開された。1年半ぶりのリリースだという。

 「Tera Term」は、寺西高氏によって開発された老舗のリモートログオンクライアント(初版は1994年2月24日)。当初はWindows 3.1で動作する16bitアプリだったが、その後さまざまな開発者による協力を得て、32bit化やSSH対応、UTF-8のサポートなどが行われた。現在ではTeraTerm Projectの下、オープンソースアプリとしてメンテナンスされている。現在、「OSDN」や窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。

 v4.106は、不具合の修正が中心のメンテナンスアップデート。変更点は、端末横幅の最大値が500文字から1,000文字へ拡大されたことと、シリアルポート設定のストップビットから1.5ビット対応が取り除かれたことのみだ。

 また、「TTSSH」がv2.92へ、「Oniguruma」がv6.9.7.1へ更新されるなど、各種ライブラリの差し替えが行われている。「TTSSH」では「OpenSSL」のアップデート(1.1.1dから1.1.1kへ)も行われているので、利用中の場合は最新版への移行をお勧めする。

ソフトウェア情報

「Tera Term」
【著作権者】
TeraTerm Project
【対応OS】
64bit版を含むWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2/2012/2012 R2
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.106(21/06/05)