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Microsoft、Web版「Microsoft Whiteboard」を一般公開 ~「Microsoft Teams」にも統合

組織や学校などで「Office 365」を運用しているすべての商用ユーザーが利用可能

Microsoft、Web版「Microsoft Whiteboard」を一般公開

 米Microsoftは11月4日(現地時間)、開発者向けイベント“Microsoft Ignite 2019”で、Web版「Microsoft Whiteboard」の一般公開を発表した。組織や学校などで「Office 365」を運用しているすべての商用ユーザーが利用可能。“office.com”のアプリ一覧からアクセスできるほか、“whiteboard.microsoft.com”で直接利用できる。

 「Microsoft Whiteboard」は、チームでのリアルタイム共同編集に対応するオンラインホワイトボードアプリ。ペンとタッチ向けに設計されており、ペンで書いた図形や表を認識してその場で整形したり、画像や付箋を配置してスタックしたり展開できる。クラウドベースで構築されており、キャンバスで行った編集がリアルタイムでメンバーに共有される点や、保存やバックアップを気にかけなくていい点も魅力だ。Windows 10とiOSをサポートしており、Web版は昨年9月よりテストされていた。

 Web版「Microsoft Whiteboard」には、MacやAndroidなど、クライアントアプリが用意されていない環境でも利用できるという利点がある。また、「Microsoft Teams」とも統合されており、チームミーティングで「Microsoft Whiteboard」を共有すれば、アイデアを出し合ったり、共同で図表を作成したりといった作業が容易になる。

 そのほかにも、「Microsoft Whiteboard」の新しいロゴも発表されている。