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「Windows 10 20H1」のバージョンは“2004”に ~Build 19033がFast/Slowリングで公開

「Windows Server 2003」などの過去製品との混同を防ぐため

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 19033(20H1)を“Fast”リングおよび“Slow”リングでリリース

 米Microsoftは11月26日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 19033(20H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングおよび“Slow”リングに参加するユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介して配信される。

 Build 19033では、「Windows 10 20H1」のバージョン番号が“2004”になることが発表された。これまでの慣例に従えば“2003”になるところだが、「Windows Server 2003」などの過去製品との混同を防ぐために“2004”となったようだ。

 それ以外の変更は、不具合の修正が中心。新機能の追加はない。

 なお、同社は「Windows 10 20H1」の後継バージョンを“Fast”リングのユーザーに配信する計画だ。このビルドは現在の“VB_RELEASE”ではなく、再び“RS_PRERELEASE”からリリースされる。

 これにより、前ビルドで削除されたプレビュー版ウォーターマーク(透かし)が再び表示されるようになるほか、新機能の追加を優先するため、動作の安定性が低下する見込みだ。最近安定性を増してきた「Windows 10 20H1」を継続利用したい場合は、Insiderビルドの受け取りを“Slow”リングへ切り替えておいた方がよいだろう。