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「Wireshark 3.2.0」が公開 ~定番のネットワーク解析ソフトのメジャーバージョンアップ

Windows 7/Server 2008 R2をサポートする最後のバージョンとなる見込み

「Wireshark」v3.2.0

 Wireshark Foundationは12月18日、ネットワーク解析ソフト「Wireshark」の最新安定版v3.2.0を公開した。今年3月にリリースされたv3.0.0以来のメジャーバージョンアップとなる。

 「Wireshark」は、クロスプラットフォーム対応(Windows/Mac/Linux)のネットワークプロトコルアナライザー。ネットワークに流れるさまざまなパケットの情報をリアルタイムで解析・調査可能で、この分野では定番のツールといえる。オープンソースで開発されており、ソースコードは公式サイトからダウンロード可能。また、Windows/Mac向けのインストーラーが用意されている。

 最新版の「Wireshark 3.2」では、プロトコルのサポートが拡充されたほか、HTTP/2の対応が強化された。フィールドを列ヘッダーへドラッグ&ドロップしてそのフィールドの列を作成したり、表示フィルターへドラッグ&ドロップして表示フィルターを作成できるようになるなど、ユーザーインターフェイスも強化されている。macOSの“ダーク モード”がサポートされたのもうれしい改善点といえるだろう。

 また、Windows版のMSIパッケージは“SHA-1”と“SHA-2”でデュアル署名されるようになった。インストーラーに同梱されている「Qt」もv5.12.1からv5.12.4へアップグレードされている。また、Mac版でも自動更新がサポートされるようになった。

 なお、「Wireshark 3.2」系統はWindows 7/Server 2008 R2をサポートする最後のバージョンとなる見込み。従来の「Wireshark 3.0」系統は、2020年後半に「Wireshark 3.4」がリリースされるまでメンテナンスされる。

ソフトウェア情報

「Wireshark」Windows向け安定版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10およびWindows Server 2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.2.0(19/12/18)