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「タスク マネージャー」にプロセスアーキテクチャーを表示する機能 ~ Windows 10 Build 19541が“Fast”リングに

今年も「Windows 10 Insider Preview」が始動。開発ブランチの試験機能をいち早く試せる

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build Build 19541 を“Fast”リングでリリース

 米Microsoftは1月8日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build Build 19541を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介して最新ビルドへアップデートできる。

 “Fast”リングでは、開発ブランチ(rs_prerelease)のビルドが直接提供される。このビルドは「Windows 10」のリリースサイクルとは紐づけられておらず、試験実装中の新機能は次期バージョンの「Windows 10」に導入されるとは限らない。しかし、将来の「Windows 10」がどのようなものになるのかを体験したいユーザーにとっては魅力的なビルドといえるだろう。

 Build 19541の目玉は、「タスク マネージャー」でプロセスのアーキテクチャー(x86、x64など)を確認できるようになったこと。[詳細]タブを開き、リストビューの列ヘッダーを右クリックして[列の選択]メニューへアクセスし、一覧から“Architecture(アーキテクチャー)”を選択して追加すると、それぞれのプロセスのアーキテクチャーがリストビューに表示されるようになる。

「タスク マネージャー」でプロセスのアーキテクチャー(x86、x64など)を確認できるように

 日本でもArm CPUを搭載する「Surface Pro X」が発売が、ARM版Windows 10ではARM64アプリだけでなく、OSのエミュレーション機能によりx86/ARM32アプリも利用可能。プロセスのアーキテクチャーを確認したいケースは増えそうなので、うれしい変更点といえるだろう。

 そのほかにも、位置情報アイコンがアップデートされたことも明らかにされた。端末で位置情報を利用している場合、タスクトレイへ表示される。また、英語(米国)の新しい「Cortana」アプリが強化され、アシスタントとの会話とアラームが再び利用できるようになっているとのこと。

位置情報アイコンがアップデート