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「Windows 10 October 2018 Update」のサポートが5月12日で終了 ~Microsoftが注意喚起
波乱のスタートとなった“バージョン 1809”ともお別れ
2020年2月14日 13:00
“バージョン 1809(October 2018 Update)”の「Windows 10」は、今年5月12日(米国時間、以下同)にサポート期間の満了を迎える。米Microsoftは2月12日、新たなサポートドキュメントを公開して対応を呼びかけた。
「October 2018 Update」は、2018年秋にリリースされたバージョン。Windows 10の各バージョンは、リリースされてから18カ月サポートされるのが基本だ。「October 2018 Update」の場合は、今年5月でサポート期間が終了となる。リリース当初はデータ消失で混乱を招いたが、後継バージョンではそれを教訓に、機械学習によるいち早い不具合検出とリリース制御の仕組みが整えられた。
5月12日でサポートが終了するクライアントOSは以下の通り。
- Windows 10 Home, version 1809
- Windows 10 Pro, version 1809
- Windows 10 Pro for Education, version 1809
- Windows 10 Pro for Workstations, version 1809
- Windows 10 IoT Core, version 1809
また、サーバーOSでも以下のバージョンとエディションがサポート打ち切りとなる。
- Windows Server Datacenter, version 1809
- Windows Server Standard, version 1809
サポートが終了したOSには、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなる。今から後継バージョンへの移行準備を始めたい。クライアントOSに対しては「November 2019 Update(バージョン 1909)」の自動配信も始まっている。「November 2019 Update」の内容は「May 2019 Update(バージョン 1903)」とほぼ同じで、この1年の間に不具合はあらかた解消されている。次期バージョンには比較的大規模な変更が加えられる見込みなので、安定運用志向のユーザーにとっても「November 2019 Update」はアップグレード先として最適なバージョンと言えるだろう。