5GBのクラウドストレージ付き、総合オフィスアプリ「OfficeSuite」無料版がWindows向けに公開

ワープロソフト「OfficeSuite Documents」

　米MobiSystemsは2月18日（日本時間）、総合オフィスアプリケーション「OfficeSuite for Windows PC」無料版を公開した。文書作成、表計算、スライド作成、メール・カレンダー管理、PDF閲覧・注釈などのツールに加え、5GBのクラウドストレージが期間の限りなしに無償で利用できる。

　「OfficeSuite」は、マルチデバイス対応のオフィススイート。2004年よりモバイル専業で事業を進めてきたが、2016年末にWindows向け有料版をリリースし、現在ではPC・モバイル（iOS/Android）合わせて全世界で約3億ユーザーに利用されているという。

　PC版「OfficeSuite」は最新版「Microsoft Office」そっくりのユーザーインターフェイスを備えており、完全ではないながらも「Microsoft Office」とのファイル互換性をもつ。「LibreOffice」「Apache OpenOffice」などで採用されているOpenDocument形式も扱うことが可能で、AdobeのPDF製品とも互換性がある。

ワープロソフト「Documents」

表計算ソフト「Sheets」

プレゼンアプリ「Slides」、PDFソフト「PDF Extra」

PDFソフト「PDF Extra」

メール・カレンダー管理アプリ「Mail」

　有償版に比べると機能は必要最低限に抑えられているが、複雑な機能は不要というライトユーザーには十分だろう。なにより、MobiSystemsのクラウドストレージが5GB付属しており、無償利用できるのは魅力だ。「OneDrive」や「Dropbox」のようにファイルがクラウドと自動で同期されるので、バックアップの手間も省ける。

有償版に比べると機能は必要最低限に抑えられている

　「OfficeSuite for Windows PC」無料版はWindows 7以降に対応しており、編集部にてWindows 10で動作を確認した。現在、公式サイト“officesuite.com”からダウンロードできる。