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Microsoft、「Visual Studio Code」向け「Docker」拡張機能を正式リリース

「Python」を利用したデバッグへの対応、「WSL 2」サポートなどを拡充

Microsoft、「Visual Studio Code」向け「Docker」拡張機能を正式リリース

 米Microsoftは3月16日(現地時間)、「Visual Studio Code」向けの「Docker」拡張機能がv1.0に達したと発表した。本拡張機能を利用すると、Dockerコンテナーを活用するアプリを簡単にビルド可能。必要ファイルの生成やDockerイメージのビルド、コンテナー内でのアプリのデバッグ、コンテナーとイメージの操作(開始、停止、検査、削除など)を簡単に実行できるエクスプローラーも利用できる。

 拡張機能「Docker」v1.0では、「Python」を利用したデバッグをサポート。「Django」や「Flask」といった定番のPythonフレームワークのサポートが拡充された。

 また、エクスプローラーではコンテナーやイメージの複数選択に対応。右クリックメニューのコマンドを利用すれば、複数のコンテナーを開始・停止したり、イメージをまとめて実行・削除することもできる。

 そのほかにも、「Windows Subsystem for Linux(WSL)2」のサポートも強化された。OSが「WSL 2」をサポートしていれば(現在のことろ、“Windows Insider Preview”ビルドが必要。「Windows 10 バージョン 2004」で正式対応の予定)、LinuxコンテナーをHyper-Vではなく「Docker Desktop」に含まれる試験版「WSL 2」エンジンで動かせる。「Docker」拡張機能はv0.9.0以降で「WSL 2」をサポートしており、利用が推奨されている。

 「Docker」拡張機能は現在、“Visual Studio Marketplace”から無償でダウンロード可能。利用する際はPCに「Docker」をインストールし、パスを通しておく必要がある。また、Linux環境では非rootアカウントで「Docker CLI」も有効にしておかなければならないので注意。

ソフトウェア情報

「Docker」Visual Studio Code向け拡張機能
【著作権者】
Microsoft
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(20/03/12)