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Mozilla、「Firefox 74」のTLS 1.0/1.1廃止を一時撤回 ~新型コロナウイルスの影響で

「Chrome」や新しい「Edge」も安定版のリリース停止によりTLS 1.0/1.1サポートを継続

Mozilla、「Firefox 74」のTLS 1.0/1.1廃止を一時撤回

 Mozillaは「Firefox 74」で廃止したTLS 1.0/1.1対応を、一時的に有効化すると発表した。新型コロナウイルス(COVID-19)が流行するなか、多く人々がオンラインツールに頼って自宅で働くことを余儀なくされているにもかかわらず、重要な政府サイトの一部がいまだTLS 1.2をサポートしていないためであるという。

 TLS 1.0/1.1対応の再有効化は、安定版「Firefox 74」とベータ版「Firefox 75」を対象に行われるとのこと。すでに「Firefox 74」をインストール済みの場合は、リモートで変更が適用される。

公式サイト“Firefox Site Compatibility”

 なお、「Google Chrome」では「Chrome 81」からTLS 1.0/1.1のサポートが打ち切られる予定だったが、安定版のメジャーバージョンアップが一時停止された影響で、当面の間はTLS 1.0/1.1が利用可能。新しい「Microsoft Edge」をはじめとする「Chromium」系のWebブラウザーも同様にTLS 1.0/1.1のサポートが継続される。