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iPhone/iPadでも背景ぼかしが利用可能に ~「Microsoft Teams」の2020年4月アップデート

最大9名の同時表示、会議中の挙手、主催者側からミーティングを終了する機能なども

ビデオ会議で最大9名の参加者を同時に表示する機能などを追加

 米Microsoftは4月30日(現地時間)、2020年4月にビジネスコミュニケーションサービス「Microsoft Teams」へ追加した新機能をアナウンスした。すでに案内されているカスタム背景ビデオ会議で最大9名の参加者を同時に表示する機能、ミーティング中に発言を求める“手を挙げる”機能、主催者側からすべての参加者のミーティングを終了させる機能のほかにも、魅力的な機能がいくつか導入されている。

 中でも注目したいのが、iPhone/iPad版「Microsoft Teams」アプリで背景のぼかしがサポートされたことだ。デスクトップ版「Skype」アプリでもサポートされている人気の機能で、自室が散らかっていても、気兼ねすることなくビデオ会議に参加できるのがメリットだ。

 また、モバイルアプリ(iOS/Android)にも音声を自動で文字起こしして字幕風に表示してくれる“ライブキャプション”機能が追加された。耳が聞こえにくかったり、外国語が聞き取れなかったり、周りが騒々しくて通話相手の言葉が聞き取りにくかったりしても、この機能さえあれば相手の発言の内容を把握できる。今のところ英語にしか対応してないのはネックだが、キャプションがついているだけでもリスニングの助けにはなる。

 さらに、1対1通話の録画がサポートされたほか、管理者向けの機能も拡充された。ライブイベントではシステムオーディオの共有がサポートされ、聴衆とのビデオ・オーディオをともに楽しめる。加えて、ライブイベントの制限が7月1日までの期間限定で緩和される。最大2万人の参加が可能となるほか、1つのテナントで50のイベントをホストできるようになる。また、イベントの継続時間も各放送ごと16時間にまで延長される。

 そのほかにも、5月中旬にはカスタム背景機能がアップデートされ、ユーザーがアップロードした画像を背景として利用可能になる予定だ。

カスタム背景機能。5月のアップデートでは、ユーザーがアップロードした画像が使えるようになる予定

 なお、一部機能は展開に時間を要することがある。オプションが見当たらない場合は、しばらく待つとよいだろう。