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「Money in Excel」の提供がスタート ~米国のMicrosoft 365 Personal/Family加入者から

銀行口座やクレカを「Excel」と接続し、財務状況を一元管理・分析できるテンプレート

「Money in Excel」の提供がスタート

 米Microsoftは6月15日(現地時間)、米国の「Microsoft 365 Personal/Family」加入者に対し「Money in Excel」の提供を開始した。今年3月、新しい「Microsoft 365」の目玉機能の1つとしてアナウンスされた製品だ。

 「Money in Excel」は銀行口座やクレジットカードを「Excel」と接続し、取引明細をインポートできるテンプレート。複数の口座残高をまとめて管理したり、財務状況をグラフ化して支出傾向を分析したり、不審な取引を検出することができる。専用の財務管理アプリをわざわざ購入しなくて済むのはもちろん、自身の「Excel」スキルを生かして自由にカスタマイズできる柔軟性が魅力だ。

銀行口座やクレカを「Excel」と接続し、財務状況を一元管理・分析できるテンプレート

 なお、初期リリースは米国のみのを対象としているが、いずれはグローバル展開される予定。金融口座を接続する処理にはWindows/Mac版の「Excel」が必要だが、それ以外の機能はWeb版の「Excel」からも利用できる。また、作成したドキュメントを閲覧するだけならモバイル版「Excel」からも使える(取引のインポートなどの処理は不可)。

 対応OSは「Windows 10 バージョン 1903」以降および「OS X Mavericks 10.9」以降。Webブラウザーは「Microsoft Edge」、「Google Chrome」、「Safari」の最新バージョンが利用できる(現時点では「Internet Explorer」は未対応)。「Microsoft Office」は「Office 2003」以降が必要だ。